ヒメアノ~ルとは、2008年〜2010年にヤングマガジン(講談社)で連載されていたサスペンス漫画。
『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』『シガテラ』等で知られる古谷実の作品で、R15指定で映画化されることが決定。2016年5月28日から全国の映画館で公開に。
ヒメアノ~ルとは
ヒメアノ~ルとは、2008年〜2010年にヤングマガジン(講談社)で連載されていたサスペンス漫画。『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』『シガテラ』等で知られる古谷実の作品で、単行本は全6 巻。
古谷実は2001年『ヒミズ』以降、ギャグ漫画からは一線を画した現実的な作風となりカルト的に人気を集めていた。『ヒメアノ~ル』も過激な暴力描写から映像化は不可能だと言われていたが、R15指定で映画化されることが決定。2016年5月28日から全国の映画館で公開に。
ヒメアノ~ルの意味
「アノール」はイグアナ科アノール属に含まれるトカゲの総称で、ヒメアノ〜ルはヒメトカゲを指す造語。また体長10cmほどのヒメトカゲは猛禽類のエサにもなるため、ヒメアノ~ルとは強者の餌となる弱者を意味する。
また間違えやすいがヒメノア〜ルではない。
ストーリー
ストーリーは以下の通り。
あらすじ(ネタバレなし)
「何も起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のバイトとして働く岡田。同僚の安藤から、想いを寄せるユカとの間をとりもつキューピット役を頼まれ、ユカが働くカフェに向かうと高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから「森田にストーカーされている」と聞かされた岡田は、高校時代に過酷ないじめを受けていた森田に対して不穏な気持ちを抱くが…。
「恋や性に悩む岡田・安藤・ユカの平凡な日常」と「次々と殺人を重ねるサイコキラー森田正一の絶望」という2つの物語が危険に交錯していく。
あらすじ(ネタバレあり)
漫画版・映画版ともに、ユカは安藤ではなく岡田と付き合うことになり、それが森田の知るところとなる。無差別かつ衝動的な殺人であるため、なかなか捕まらない森田がとった行動は…。
漫画版の最終回では「公園で寝ていた森田が警察に起こされて捕まり、涙を流す」というシーンで終わる。映画版では「漫画版とラストが違う」との声も…?
映画化
2015年10月には、実写化不可能と言われていた『ヒメアノ~ル』がR15指定で映画化されることが決定。2016年5月28日から全国の映画館で公開に。
なお今作は各界から大変前評判がいいという。劇団☆新感線の主宰を務めるいのうえひでのりも「凄ェ!面白かった。ちゃんと今の日本を感じるクライムサスペンスの傑作。それにしても森田剛は凄い。闇が演じられる稀有な俳優だ。」とコメントしている。(参照元)
監督・スタッフ・キャスト
監督・吉田恵輔(監督作:『さんかく』『銀の匙 Silver Spoon』等)
音楽・野村卓史
撮影:志田貴之
森田正一役・森田剛
岡田役・濱田岳
安藤役・ムロツヨシ
ユカ役・佐津川愛美
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