ザ・ウィークエンドのコメント
「初めてアニメに触れたのは子どもの頃でした。セーラームーンにときめき、孫悟空は想像上のスパーリングパートナーとなり、ダフト・パンクの『ワン・モア・タイム』は、その楽曲とともにミュージックビデオも私の頭から離れませんでした。
しかし、私の人生を大きく変え、キャリア初期の礎となったアニメ――渡辺信一郎監督の『サムライチャンプルー』との出会いは10代後半のことでした。大好きなアニメとヒップホップが垣根なく融合しているのを初めて体験したことで、映画の見方や音楽の聴き方が根本的に変わってしまいました。
緻密な手腕で語られるサムライの物語と、Nujabes、Fat Jon、FORCE OF NATUREのサウンドが融合したこの作品は、まさに画期的なものでした。
その影響は、アルバム『House of Balloons』に色濃く反映されています。「The Morning」「Glass Table Girls」「Loft Music」の制作中はずっとNujabesを聞いていました。渡辺監督とNujabesがいなければ『House of Balloons』は生まれていません。
『サムライチャンプルー』は、私の目をより成熟したアニメの世界に向かわせ、私の「ビジュアルDNA」とでもいうものを形成する上で大きな役割を果たしました。The Weekndのルックや世界観は、今 敏、押井 守、大友克洋の作品にも影響を受けています。
よって、アニメがなければ今の私は存在しなかったと言っても過言ではありません。アニメ制作に携わるクリエイターの皆さん、そして世界にインスピレーションを与え続けるアニメをたたえることができるのを光栄に思います」
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