映画『レオン』のヒロイン・マチルダを彷彿とさせる金髪ボブをトレードマークにシーンに現れた彼は、今、その印象を自ら焼き払い、新たなフェーズへと足を踏み入れている。
20kgの増量、そして長年親しまれたビジュアルからの決別。東京・下北沢の街を歩きながら語られる彼の言葉には、ヒップホップの本質を「自然体であること」と定義する一貫した矜持が宿っていた。
金髪ボブからの決別と「不遜」なマインド
nomaさんを語る上で欠かせないのが、2017年から続けていた金髪ボブのスタイルだ。しかし、楽曲「PUT ON」MVでは金髪のカツラを燃やす演出を取り入れ、過去のイメージを断ち切った。
「もう違うぞっていう。オイルつけて撫でつけて結べば済むし、どうせハゲるんで」と、今のオールバックスタイルについて冗談めかして語る彼は、自身の人間性を「不遜」と形容する。
そのままでいる、着飾らない。
彼にとってのラッパーとは、「言いたいことを言う」存在ではなく「思ったことをそのまま言う」存在だ。
「自然体でいるっていうのが一番ヒップホップだと思うんで。そのままでいる、着飾らない。好きなものやる、好きなことやる。それがヒップホップだと思ってる」
20kg増量と「んだよバカ」に込めたユーモア
楽曲「PUT ON」は、ファンの間で大きな話題となった。その背景には、全盛期から20kg増量した彼に対する「太りすぎだろ」というネット上のコメントがあった。
かつて「食べるマシーン」と化していた時期を過ごし一時は86kgまで到達したという。「満腹でも詰め込んじゃう」ほどの過食を経験し、一気に10kg以上体重が増えたエピソードを赤裸々に明かした。
MVの監督に確認したと語るnoma
しかし、彼はそれらのネガティブな反応を、そのままユーモアへと転換した。マネージャーからの助言もあり、自分の「ふてぶてしさ」や今のありのままを表現した結果、楽曲「んだよバカ」が生まれた。現在は食事制限を行い、80kgを切るまでダイエットに成功しているという。
「有名になれなくても、音楽だけで食っていけたらそれでいい」
nomaさんの意外な一面として語られたのが、ゲーム『学園アイドルマスター』への心酔ぶりだ。彼は今、ラッパーとアイマスPという「二足のわらじ」を履いている。
「(制作に還元される部分は)何もないっすね。僕が与えるだけですね、その子たちに」と笑うが、好きなものを隠さないその姿勢こそが、「嘘をつかない」生き方の証明でもある。
nomaの『学マス』での推しは紫雲清夏
nomaさんのルーツは、中学時代に遡る。福島県いわき市で多種多様な古着に触れ、新聞配達をしながら頭の中で韻を踏み続けていた日々。そしてSkrillexさんに憧れて音楽を始めた原点。
「有名になれなくても、音楽だけで食っていけたらそれでいい」
金髪ボブという記号を捨て去り、肉体的な変化さえも表現の糧にするnomaさん。彼がなぜ今「んだよバカ」と吐き捨てる必要があったのか。その全貌は、ぜひ動画本編で確認してほしい。
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