『あしたのジョー』の連載開始50周年記念プロジェクトとして、2018年に放送された『メガロボクス』の続編『NOMAD メガロボクス2』が、4月からTOKYO MX、BS11で放送される。
ティザービジュアル、ティザーPV、メインスタッフ・キャスト情報が解禁され、ジョー/ノマド役として続投する細谷佳正さんら、メインキャストからコメントも到着。
森山洋監督が描き下したビジュアル、そしてPVからは、3年前の放送時にも視聴者を虜にした唯一無二のケレン味が漂ってくる。
『あしたのジョー』を原案に生まれた『メガロボクス』
1968年から1973年まで『週刊少年マガジン』(講談社)で連載された同作を原案として、2018年に放送されたのが『メガロボクス』だ。
タイトルでもある「メガロボクス」とは、肉体とギア・テクノロジーを融合させた究極の格闘技であり、主人公はギアを着けず生身の体で挑むことからギアレス・ジョーと呼ばれた。
特筆すべきは、あえてセル画風アニメを意識したレトロな画面づくり。ともすれば“古い”と一蹴されかねない作風ながら、作画や劇中を彩る音楽なども含め、ケレン味あふれる作品の独自性として成立させている。
アニメ配信大手・米クランチロールが主催した「アニメアワード 2019」では最多8部門にノミネートされるなど、国内だけでなく海外ファンからも支持を得たのもうなづける。
ビジュアルデザインまで含めとてつもなくかっこよく、2018年時にはKAI-YOU.net編集部全員がその作品世界に熱狂したのは言うまでもない(関連記事)。
メガロニアの頂点から7年後を前作スタッフが描く
「メガロボクス」の頂点を決めるトーナメント・メガロニアに生身で挑み、最下層の地下リングからたった3ヶ月で頂点へと駆け上がり、奇跡の優勝を遂げたギアレス・ジョー。伝説のチャンピオンの姿に人々が熱狂し、夢を見た瞬間から7年後。ジョーはなぜか再び地下のリングに立っていた。傷だらけの体にギアを装着し、“ノマド”と名を変えて……。 優勝し、完全燃焼したジョーのその先を描く『NOMAD メガロボクス2』で監督をつとめるのは、前作から引き続き森山洋さん。『LUPIN the Third -峰不二子という女-』『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』など数々の話題作でアートワークを担当した、前作で監督デビューを果たした人物だ。
公開された森山監督描き下ろしビジュアルからは、背景に配した“NOMAD OF NOWHERE”の文字と、傷だらけの身体にギアを身に着けたたずむ姿から、“ノマド”と名乗りさまようジョーの様子がうかがえる(どうしちまったんだ?! ジョー!!!)。 脚本は『深夜食堂』をはじめとする映画・ドラマで活躍する真辺克彦さんと小嶋健作さんが再び担当。
音楽は、前作でブラックミュージックを取り入れた楽曲でジョーたちの生き様を浮かび上がらせたプロデューサー/ドラマー/シンガーのmabanuaさんが手がける。
アニメーション制作は、『名探偵コナン』『ルパン三世』などで知られるトムス・エンタテインメントだ。
細谷佳正「淡々と、アフレコの日を待っていた」キャストコメント
メインスタッフと同じく、メインキャストも前作から続投。細谷佳正さん(ジョー/ノマド役)、斎藤志郎さん(南部贋作役)、安元洋貴さん(勇利役)、村瀬迪与さん(サチオ役)からはコメントが届いている。
細谷佳正さん(ジョー/ノマド役)コメント
続編の制作の話を聞いた時は、何も思わないようにしていました。現場に行かなければわからない事が多いので、とりあえず淡々と、アフレコの日を待っていたと思います。創りながら、前向きに『いろんなものを手放していこう』と自分に対して課しました。そうする事が必要…というか、そうしないと煩いものになってしまうと思ったからです。それに対して迷う事もありました。でもそれが新鮮で、『前作』を経験しているからこそ、以前の自分との変化をはっきりと感じる事が出来たし、それをキャラクターに含ませる事が出来たと思っています。制限の多い部分はありました、それでも何とか大事なものは維持しながら、創る事が出来たのではないか?と思います。作品ファンの皆さん、どうぞ宜しくお願いします。
斎藤志郎さん(南部贋作役)コメント
事務所から「志郎さん、メガロボクス2の収録が始まります」と聞いた時、ついつい大きな声で「マジッ?‼️」。
その歓びは「メガロボクス半端ないって‼️」と言う感動でした。しかし待てよ!南部贋作は失明してしまったし、セコンドとしての登場なのか?一体、どうなるんだろう?興味深々。そして、台本を見てぶっ飛んだ‼️その答えは・・・勿論、見てのお楽しみ!さあ、メガロボクス2、待望の始まりです。「このアニメを観たら、あなたの涙はちょちょ切れる!」
安元洋貴さん(勇利役)コメント
まさかの続編。嬉しく思います。
勇利は、あの後、どのような道を歩んだのか。
そしてジョーは何を思い、生きていくのか。
また、分厚い、血の臭いのする熱い物語が始まります。楽しみにしていてください。
俺も楽しみます。
2019年11月のシーズン2の制作発表から1年2ヶ月。ジョーたちの新たな姿に出会える日が、ようやく訪れようとしている。村瀬迪与さん(サチオ役)コメント
続編制作を知った時は視聴者としても、とても嬉しく楽しみでした。
「2年前の今日、メガロボクス最終回が放送された」
そんなツイートが流れてきた日にサチオ役の続投決定が届き、あの頃のサチオの想いと、これから、が混在して名状し難い気持ちになった事を覚えています。
あれから7年後…。とても重いパンチを喰らうような重厚な作品になっています。是非ご覧下さいませ。
©高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクス2プロジェクトJust announced at @animenyc! @MEGALOBOX_ 2 in development! pic.twitter.com/twB67yjVAD
— TMS Entertainment (@tmsanime) November 16, 2019
サントラで魂を震わせろ
その拳、握って待て(待ち時間はこちらを)
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作品情報
オリジナルTVアニメーション『NOMAD メガロボクス2』
- 放送
- 2021年4月よりTOKYO MX、BS11にて放送
- 配信
- 2021年4月より各配信サイトにて配信
- 【STAFF】
- 原案
- 「あしたのジョー」(原作:高森朝雄、ちばてつや/講談社刊)
- 監督・コンセプトデザイン
- 森山 洋
- 脚本
- 真辺克彦・小嶋健作
- キャラクターデザイン
- 倉島亜由美
- サブキャラクターデザイン
- 金田尚美
- 音楽
- mabanua
- アニメーション制作
- トムス・エンタテインメント
- 製作・著作
- メガロボクス2プロジェクト
- 【CAST】
- ジョー/ノマド
- 細谷佳正
- 南部贋作
- 斎藤志郎
- 勇利
- 安元洋貴
- サチオ
- 村瀬迪与ほか
【イントロダクション】
もう一度、夢を生きる――
肉体とギア・テクノロジーを融合させた究極の格闘技“メガロボクス”。
その頂点を決めるトーナメント“メガロニア”に、ギアを着けず生身の体で挑んだボクサー“ギアレス・ジョー”。最下層の地下リングからたった三か月で頂点へと駆け上がり、奇跡の優勝を遂げた伝説のチャンピオンの姿に人々は熱狂し夢を見た。
しかし、それから7年後、“ギアレス・ジョー”は再び地下のリングに立っていた。傷だらけの体にギアを装着し、自ら“ノマド”と名を変えて……。
原案となる『あしたのジョー』は日本における青春漫画の金字塔であり、ボクシングにすべてをかける主人公・矢吹丈の生き様を描いた作品。1968年から1973年まで週刊少年マガジン(講談社)にて連載され、多くの人々の間に共感を巻き起こし、不動の人気を確立した
その連載開始50周年を記念して、2018年4月より放送されたTVアニメ『メガロボクス』は、『あしたのジョー』の作品世界を再構築し、近未来を舞台にギアを装着して闘う格闘技“メガロボクス”に関わる人間たちの熱いドラマを描き、挑戦的なオリジナル作品として人気を博した。特にセル画風アニメを意識したレトロな画面作りが高評価を受け、米クランチロールが主催する“アニメアワード 2019”では最多となる8部門にノミネートされるなど、国内だけでなく海外ファンからも絶大な支持を得た。
3年ぶりの続編となる本作は、前作のメインスタッフ・キャストが再集結し、更なる結束で新たな物語を紡ぐ。
監督は『メガロボクス』で鮮烈なデビューを果たした森山洋。『LUPIN the Third -峰不二子という女-』『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』など数々の話題作でアートワークを担当し、その類まれなビジュアルクリエイティヴの才能は本作でも遺憾なく発揮されている。
脚本には『深夜食堂』をはじめとする映画、ドラマ作品で活躍する、真辺克彦と小嶋健作が再び名を連ね、新たに続く物語を情感豊かに描いていく。
音楽は国内外多数のアーティストとのコラボレーションやプロデュースの他、自身もドラマー、シンガーとして活動するmabanuaが担当。
前作ではブラックミュージックを取り入れた楽曲でジョーたちの生き様を浮かび上がらせたように、今作でも作品に寄り添う確かな音楽を紡いでいる。
アニメーション制作は、TVアニメ『あしたのジョー2』を制作した東京ムービー新社を系譜に持ち、『名探偵コナン』『ルパン三世』シリーズ等を手掛けるトムス・エンタテインメントが前作に引き続き手掛ける。
かつて、”ギアレス・ジョー“が果たした夢。その続きの中で人々は何を見るのか。
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