東本願寺出版の月刊誌『同朋』2025年3月号が、3月1日に発売された。
特集は「陰謀論をじっと見る」。漫画家・魚豊さんと哲学者・谷川嘉浩さんによる陰謀論などを巡る対談、文筆家・鈴木大介さんらによる寄稿を掲載している。
定価は400円(税込)。京都・東本願寺の境内、一部書店、東本願寺出版の通販サイトで販売している。
漫画『FACT』で陰謀論を描いた魚豊と谷川嘉浩が対談
『同朋』は、真宗大谷派・東本願寺にゆかりのある書籍や冊子などを発刊する東本願寺出版の月刊誌。「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトにしている。
2025年3月号では、新聞/テレビなど長年にわたり情報発信の要を担ってきたマスメディアへの信頼が揺らぐ現在、ますます旺盛になる陰謀論を特集している。
本特集内の記事として掲載されるのが、陰謀論をテーマにした漫画『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』を手がけた魚豊さんと、谷川嘉浩さんの対談「陰謀論の快楽、フィクション・歴史・恋の熱。」だ。
『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』が描かれたきっかけなどが語られ、陰謀論が広まる理由が考察されている。
『ようこそ!FACT(東京S区第2支部)へ』1巻/画像はAmazonから
なお、魚豊さんの代表作『チ。 -地球の運動について-』の1コマが、谷川嘉浩さんの著書『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』の帯に使用。
谷川嘉浩さんが『チ。 -地球の運動について-』のトリビュートブック『第Q集』に評論を寄稿するなど、両者はもともと関わりがあった。
販売ページでは現在、2人の対談の試し読みも公開されている(外部リンク)。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント