タカラトミーアーツが、ブラインドタイプの新たなフィギュアシリーズ「PERIHAPI!(ペリハピ)」を発表しました。
第1弾として、サンリオのキャラクターをモチーフにした「PERIHAPI! Hello Kitty and Friends おきがえちゅう」が8月に発売されます。
「セーターを着ているようで着られていない」というあどけなさをコンセプトにしたというこのフィギュア。
ハローキティもシナモロールもポムポムプリンも……いやいや、サンリオのキャラクターって着替えが苦手なん?! かわいいけど!
【画像】着替えが苦手っぽいサンリオキャラクターたちサンリオキャラクターの“着こなし”が光るフィギュア
「PERIHAPI! Hello Kitty and Friends おきがえちゅう」には、ハローキティ、シナモロール、ポムポムプリン、ポチャッコ、マイメロディ、クロミの6種に加えて2種類のシークレットが封入されています。
そのデザインは、サンリオのキャラクターが「どんなセーターをどんな姿でおきがえしてくれるだろう?」とストーリーを膨らませながら制作されました。
「PERIHAPI! Hello Kitty and Friends おきがえちゅう」に収録されるセーターがうまく着られなかったハローキティ
セーターの両袖に耳を通してしまったシナモロール、お腹がひっかかってしまって最後まで着られていないポムポムプリンなど、各キャラクターの着こなしが光る造形です。
価格は1870円(税込)。2025年8月から日本国内やアジアを中心に、ホビーショップ、ファンシーショップ、ネットショップなどで販売されます。
かくれんぼするディズニーキャラのフィギュアも発売
「PERIHAPI!」からはもう一つ、ディズニーキャラクターのフィギュア「PERIHAPI! Hide & Seek かくれんぼ ディズニーキャラクター」も発売。
かくれんぼ風のデザインが人気のカプセルトイ「Hide&Seek」シリーズをより大きなサイズに。クリアパーツなども使用された豪華なアートフィギュア仕様が特徴です。
チラっとこっちを覗く姿がかわいい「PERIHAPI! Hide & Seek かくれんぼ ディズニーキャラクター」© Disney © Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard.
こちらはミッキーマウス、ドナルドダック、ディズニー スティッチ、プー、アリエル、ラプンツェルの6種がラインナップ。
各キャラクターが顔を隠したデザインになっていますが、角度によってはしっかりと顔が見えるように設計されています。
価格は1870円(税込)。同じく8月からホビーショップ、ファンシーショップ、ネットショップなどで販売されます。
カプセルトイよりも大きく豪華な新シリーズ「PERIHAPI!」
今回発表された「PERIHAPI!」は、ブラインドボックスと呼ばれる、開封するまでどのフィギュアが出てくるかわからないタイプの商品。
タカラトミーアーツがスタートしたガチャ(カプセルトイ)の日本上陸60周年プロジェクトの一環として、新たに展開がはじまりました。
「ペリッ」とミシン目をめくると、「ハッピー」に出会えることから「PERIHAPI!(ペリハピ)」と名付けられた
タカラトミーアーツはこれまでにも、ガチャマシンの設置が難しい海外の店舗を対象に、日本で販売しているカプセルトイのフィギュアをピロー袋に入れてブラインドで販売する商品「TWINCHEES(トゥインチーズ)」を展開。
北米、欧州、豪州などを中心に、累計850万個以上を販売しています。
「PERIHAPI!」ではそのノウハウを活かし、カプセルトイよりも大きなサイズかつ、クリアパーツやマット彩色など細部までこだわった造形のフィギュアが展開されます。
アジアで人気が高まるアートトイとブラインドボックス
「PERIHAPI!」で用いられているブラインドボックスという手法は、中国のPOP MARTを筆頭に、近年人気を集めているソフビ/フィギュアではお馴染みの販売方法。
販売されているのは、アーティストが設計するデザイン性の高いフィギュア。それらがファンのコレクション欲を刺激し、アートトイの文脈でも親しまれています。
POP MARTを代表する人気シリーズの1つ・𝐌𝐎𝐋𝐋𝐘/画像はPOP MART公式Xから
2月11日には、「マツコの知らない世界」(TBS)でもソフビが特集されるなど、改めてアジアにおけるフィギュア人気の高まりが注目される昨今。
徳井伸哉さんがデザインし、カプセルトイでも人気のキャラクター・FRUITS ZOMBIEがカップヌードルのCMに起用されるなど、フィギュア発のキャラクターの露出も増えています。
タカラトミーアーツのような大手が、アートトイの文脈ではお馴染みのブラインドボックスという販売手法を使用する背景には、こうしたフィギュア人気の高まりがあるのかもしれません。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント