タカラトミーが、ディズニーおよびドイツのゲーム会社・ラベンズバーガー(Ravensburger)が展開するトレーディングカードゲーム『Disney Lorcana(ロルカナ)』の国内展開を担当することが発表された。
第一弾商品として、日本語版の拡張パック「THE FIRST CHAPTER 物語のはじまり」(希望小売価格:330円/税込・予価、1パック6枚入り)と構築済みデッキ3種「THE FIRST CHAPTER 物語のはじまり サファイア・スティール/アンバー・アメジスト/エメラルド・ルビー」(希望小売価格:各2178円/税込・予価、1セット60枚入り)を、2025年1月に発売する。
ディズニー初のTCG『Disney Lorcana』
『Disney Lorcana』は、ウォルト・ディズニー・カンパニー社監修のもと、ラベンズバーガー社が開発したディズニー初のトレーディングカードゲーム(以下、TCG)。
プレイヤーは、不思議な王国・ロルカナの「イルミニア(illumineers)」となり、魔法のインクを使ってディズニーのキャラクターやアイテムを「グリマー(glimmers)」として召喚。相手プレイヤーよりも先に、20個以上の伝承「ロア(lore)」を集めることを目指す。
今回タカラトミーから発表された第一弾商品では、24作品200種以上のカードを収録。映像作品のシーンを忠実に再現したものだけでなく、『ロルカナ』オリジナルの世界観を描いたイラストもカード化されているという。
累計売上10億枚以上のTCGが日本上陸
『Disney Lorcana』は、2022年8月に制作が告知され、同年9月に開催されたディズニーのファンイベント「D23 Expo 2022」でその詳細が発表。
人気のディズニーキャラクターのカードを用いて対戦できるとあって、世界中のTCGファンから注目を集めてきた。
2023年8月から第1弾「The First Chapter」の販売が、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ含む世界10カ国で先行して開始。これまでに10億枚以上販売されている。
日本での販売は2024年7月に発表されており、その詳細が待たれていた。
近年伸長するTCG市場とタカラトミーの事業への影響は?
タカラトミーは、これまで『デュエル・マスターズ』や『WIXOSS(ウィクロス)』などのトレーディングカードゲームを手掛けてきた。
近年、トレーディングカードゲーム市場は伸長。2023年度の市場規模は2774億円(玩具市場全体の27.2%)、前年度比で118.1%と成長を遂げている(外部リンク)。
タカラトミーは今回の発表に際し、「中長期経営戦略 2030」で掲げる重点戦略の一つとして年齢軸の拡大を進めており、幅広い年代が楽しめる“アソビ”の拡充を実現するために複数タイトルのTCGを展開していると説明。
その上で『Disney Lorcana』を展開することで、TCGの魅力をさらに多くの人々へ伝えていくとしている。
©︎Disney
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