ディズニーTCG『Lorcana』を提訴 米TCG企業がゲームデザイン盗用を指摘

ディズニーTCG『Lorcana』を提訴 米TCG企業がゲームデザイン盗用を指摘
ディズニーTCG『Lorcana』を提訴 米TCG企業がゲームデザイン盗用を指摘

『Disney Lorcana』/画像は公式Twitterより

アメリカのトレーディングカードゲーム(TCG)事業で知られるUpper Deck社が、ディズニーのTCG『Disney Lorcana』の開発・販売元となるドイツの玩具会社・Ravensburger社を提訴したと発表しました。

Upper Deck社のプレスリリース(外部リンク)によると「『Lorcana』は自社のオリジナルTCGのゲームデザインをコピーしたゲームである」として、Ravensburger社と、元Upper Deck社のゲームデザイナーを訴えています。

続けて、「業界での競争を奨励していますが、各メーカーによるさまざまな創造的な選択からゲームコミュニティが利益を得られるようにするために、ルールを遵守することも強く信じています」と宣言しています。

世界から待望される『Disney Lorcana』の行方

ディズニーの歴代人気キャラクターたちが、本格的なファンタジーの世界観をもとにTCG化される『Disney Lorcana』。2023年夏から秋にかけて発売されるTCGの新タイトルです。
『Disney Lorcana』ティザー映像
2022年8月に制作が発表され、同年9月に開催されたファンイベント「D23 EXPO 2022」でその詳細が明かされて以降、世界的に待望されるTCGの新タイトルに(現在、日本語での発売は未定)。

すでにミッキーマウスをはじめ、スティッチエルサなどのカードが公開。その後も断続的に情報が明らかになり、様々なキャラクターのカードやルールが公開されています。 アメリカの一部イベントで配布されたカードはすでに高値で取引され、先行する『ポケモンカードゲーム』や『Magic: The Gathering』等のタイトルがある中であっても、期待度の高さをうかがわせます。

Upper Deck社もRavensburger社も、ゲーム・玩具・カード等の分野で長い歴史を持つ企業。今回の提訴により、『Disney Lorcana』の発売延期を懸念する声も挙がっており、今後の動向が注目されます。

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市場規模が大幅成長、空前のTCGブームを考える

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