詩人の谷川俊太郎さんが亡くなったことが、11月19日に発表された。
長男の谷川賢作さんが明かしたところによると、11月13日の22時5分、老衰のため杉並区内の病院で亡くなった。92歳だった。
葬儀はすでに近親者のみで執り行われており、後日お別れの会を予定している(日時未定)。
現代を代表する詩人・谷川俊太郎 漫画『ピーナッツ』などの翻訳も担当
谷川俊太郎さんは、1931年12月15日生まれの詩人。父は哲学者の谷川徹三さん。
10代で詩作をはじめ、1952年に詩集『二十億光年の孤独』を刊行。本作が高く評価され、注目の新人としてデビューした。以来数多の詩を生み出し、多くの詩集を刊行した。
1993年『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2010年『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞、2016年『詩に就いて』で三好達治賞を受賞。詩は多数の言語に翻訳されて海外でも親しまれている。
2014年には、コピーライターの糸井重里さんと漫画家・松本大洋さんと共に制作した絵本『かないくん』の実験的企画展を渋谷で開催。自身の代表作でもある「生きる」を楽曲化したラッパー・不可思議/wonderboyさんのドキュメンタリー映画にも出演。
その活動は詩のみに留まらず、散文、絵本、童話、脚本にも及ぶ。
また、TVアニメ『鉄腕アトム』主題歌の作詞、絵本『スイミー』や漫画『ピーナッツ』の翻訳を担当したことでも知られている。
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