『カグラバチ』の重要なテーマ「力の功罪」
『カグラバチ』の重要なテーマになっているのが、力の功罪です。作中では自衛の手段として帯刀が許されているのですが、妖刀をはじめ、刀は弱者を脅かす力にもなります。
実際に作中では、武力が大衆を支配するシーンが度々描かれてきました。ヤクザに反抗したばかりに、見せしめとして街頭に吊るされる人々。人身売買も行われる競りについて、誰もが知りながら見て見ぬふりをするといった具合です。
主人公・チヒロが追う組織・毘灼はヤクザの後ろ盾として暗躍。妖術師は悪行に走る者もおり、国家的な妖術師組織・神奈備(かむなび)による治安維持も万全とは言えません。
チヒロは弱者を守るために刀を振るうという父の信念を体現するため、人々に被害を及ぼす妖刀の行方を追うのですが、彼自身も妖刀を所持しており、第三者から見れば危険人物に当たります。
父の仇を打つ、そして人々に被害をもたらす前に妖刀を回収す...
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