オンラインゲーム『League of Legends(略称LoL)』が、Faker選手の記念コレクションを発表した。
これは初の殿堂入り選手として表彰されたFaker選手を称える企画。
スキンやバナー、称号などゲーム内で使用できるコスメティックアイテムが手に入るイベントパスが発表されており、その価格が話題となっている。
韓国の五大国宝にも数えられる『LoL』Fake選手
Faker選手は、強豪地域である韓国のチーム・T1のエースプレイヤーとして、競技シーンの最前線で活躍。
優れたスキルを常に発揮し「The Unkillable Demon King(不死身の大魔王)」のあだ名でも知られている。
韓国ではBTS、映画監督のポン・ジュノさん、サッカー選手のソン・フンミンさん、フィギュアスケートのキム・ヨナさんと並び、五大国宝と称されるなど『LoL』だけでなく、e-Sportsの象徴的な存在として活躍し続けている。
Fakerを称えるゲーム内グッズがリリース
そんなFaker選手を称える目的で発表された今回のコレクション。
ゲームをプレイすることで、操作キャラクター(チャンピオン)のルブランとアーリの特別なスキンや、限定アイコンやエモートなどのアイテムを入手できる。
イベントパスは4種類用意されており、ゲーム内通貨のRPで1,950RPから購入可能。この価格が話題を呼んでいる。
全てのアイテムを入手できる最高価格のイベントパスは59,260RP。約6万円という金額が設定されている。
『LoL』の課金アイテムの中では異例の価格設定が話題に
これまで『LoL』には様々なスキンが登場。見た目が変わるスキンや、それに加えてモーションやセリフが変わるスキンが、いくつかの価格帯に分けてリリースされてきた。
安いスキンでは390RP、これまで5種類が発売されている最上級のアルティメットスキンと呼ばれる価格帯は3,250RPだ。
これ以外にも、750RPで購入できるカプセルから、1%の確率で入手できるスキンも存在。こちらは30個購入すると確定で入手できるシステムになっており、この場合の金額は22,500RPとなる。
海外掲示板ではユニークなやり取りも
今回の記念コレクションはイベントパス形式。これまで実装されたイベントパスは、高額なものでも3,650RP程度。今回の記念コレクションの金額は59,260RP。プレイヤーのコミュニティから、これまでの『LoL』の価格設定の中でも異例のものとして受け入れられている。
(ただし、今回の記念コレクションの最高価格のものでは、複数のスキンに加えて様々なアイテムを入手できるため、単純な比較はできない)
『LoL』に留まらない知名度を誇るFaker選手を称えるものとして、発表前から注目を集めた今回の記念コレクション。
その完成度は高いものである一方、購入を悩む声や、Faker選手自身はスキンを使わないことでも有名であるため、それを皮肉する声も多くある。
英語圏を中心とした掲示板型SNS・Redditでは「(倒した相手の見た目や性能を奪う)ヴィエゴを練習するときが来た」「それなら(味方に変身する能力を持つ)ニーコでいいじゃん」といったユニークなやり取りも(外部リンク)。
今回のイベントは日本時間6月13日(木)3時からスタート。殿堂入り選手とその所属チームには、収益の一定割合が分配される予定となっている。
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