TRPGシナリオ「カタシロ」の映画化プロジェクトの詳細が発表された。
映画版のタイトルは、“模造品”や“繰り返す”という意味を込めた『カタシロReplica』。
クラウドファンディングサイト「ソレオス」にて、テアトル新宿他、劇場での上映を目標としたプロジェクトが公開(外部リンク)。
支援金の募集は5月8日(水)から開始となる。
毎日違う“患者役”──映画『カタシロReplica』の実験
『カタシロReplica』は現在、毎日違う“患者役”計7人の出演を目標に制作。出演者は決定次第発表となる。
TRPG版と同じく“患者役”の出演者には台本を渡さず、何も知らずに物語を体験する様子を複数のカメラで追う。
配信や舞台版とは異なり、ME(ミュージックエフェクト、ジングルのこと)やSEなどエフェクトを足したり、冗長な箇所をカットしたり編集を加えることで映像化の利点を活かすという。
映画『カタシロReplica』は、東京の映画館・テアトル新宿のレイトショーにて、6月21日(金)から6月27日(木)の期間に1日1回、1人の“患者役”の作品が公開となる。
劇中の被検体リストやエンドクレジットに記載されるリターンを用意
クラウドファンディングのリターンは、グッズの販売のほかに3つのプランが用意されている。
プランは、パンフレットが購入できるカマセロ・プラン、劇中に登場する被検体リストとパンフレットに名前が記載されるダサセロ・プラン、エンドロールのクレジットに名前が記載されるマカセロ・プランの3種類。
金額はそれぞれ、カマセロ・プランが4,000円、ダサセロ・プランが6,000円、マカセロ・プランが10,000円となる。
プレイヤーの内面が反映されるTRPG「カタシロ」
「カタシロ」は、ゲームマスターとプレイヤーが1対1で行う『新クトゥルフ神話TRPG』向けのシナリオ。
配信者グループ・驚天動地倶楽部のメンバーであるディズムさんが思考実験が組み込み制作。
参加するプレイヤーの内面が反映されることで十人十色の物語が展開され、TRPGプレイヤー以外にもゲーム実況者、YouTuber、VTuberなど様々な層がプレイし、人気を獲得してきた。
「カタシロ」は2021年にも、クラウドファンディングを利用して「カタシロRebuild」として舞台化。
4400万円以上の支援金を獲得し「CAMPFIRE クラウドファンディングアワード2021」でエンタメ賞を受賞している。
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