読む度に、尊み溢れ、声にならない声が出る
主役2人にもう少し言及すると、小村くんは自分に自信がなくてあと一歩が踏み出せず、三重さんも彼に告白する勇気が振り絞れません。
故に、ゆっくり、じわじわ、ちょっとずつ距離を縮めていきます。その微笑ましさはいつまでも見守っていたい。甘い関係に身悶えます。
読む度に「ぃ……ぎっゅ!」みたいな、声にならない声が声帯から漏れ出てしまう。だからこそ、公共の場で読んじゃダメなのです。自戒。
変わらないことを願いながら、彼の背は伸びてゆく
ただし、ただ甘いだけではありません。
2人は、もしかすると身体的にも精神的にも、人生で最も変化に富んでいる中学生です。
学生生活という限定的な時間、ともすれば刹那的な時間を生き、一方で社会が少しずつ大人になることを要請しはじめる複雑な時期を過ごしています。
作中では3年生に進級して、卒業後の進路も具体的になってくる。怖いけれど、いつまでも変わらない...
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