漫画原作者 七三太朗さん死去 代表作に野球漫画『風光る』『Dreams』など

漫画原作者 七三太朗さん死去 代表作に野球漫画『風光る』『Dreams』など
漫画原作者 七三太朗さん死去 代表作に野球漫画『風光る』『Dreams』など

七三太朗さんが原作を担当した漫画『Dreams』/画像はAmazonより

漫画原作者の七三太朗(なみたろう/本名・千葉樹之)さんが、2023年12月30日に亡くなっていたことがわかった。79歳だった。

講談社『月刊少年マガジン編集部』は1月9日、公式サイトで訃報を伝え、「七三太朗先生は原作者として、週刊少年マガジン、月刊少年マガジンで『風光る』『Dreams』『天のプラタナス』など、数多くの名作をご執筆いただきました」とコメント。

続けて「先生の漫画界への貢献は計り知れません。先生の残した作品群は、これからも読者の胸を熱くし、心に灯をともし続けるでしょう」と功績を振り返った。

『風光る』『Dreams』で知られる漫画原作者・七三太朗

七三太朗さんは、『4P田中くん』『風光る』『Dreams』『イレブン』などの漫画で知られる漫画原作者。

中でも、1996年から『週刊少年マガジン』で連載がスタートした高校野球漫画『Dreams』(作画:川三番地さん)は、休載や『マガジンSPECIAL』への移籍を挟みながら、およそ20年にわたって連載。 『マガジンSPECIAL』2016年10号において同誌の休刊が決定すると、破れかぶれになったかのような超展開がネット上で話題に。

最終的には、休刊に伴い同誌2017年2号で連載終了。最終回の内容も大きな反響を呼んだ。

兄・ちばてつやも訃報を報告「自分の遺影を見てるみたい」

七三太朗さんは、『あしたのジョー』(原作:高森朝雄さん)の作者・ちばてつやさんの弟であり、4人兄弟の末弟。

長兄がちばてつやさん、次兄は千葉プロダクション社長の千葉研作さん、三兄は『キャプテン』『プレイボール』で知られる漫画家・ちばあきおさんと、それぞれが漫画に関わりが深い。

ちばてつやさんも、ブログで七三太朗さんの訃報を、「自宅でワシら家族、沢山の孫たちに見守られての、79歳の幸せな人生でした」と報告。

そして、「生前は、七三太朗(なみたろう)のペンネームでマンガの原作者として、また、ちばあきおやワシのストーリーのアドバイザーとしても頑張ってくれました」とコメント。

七三太朗さんの遺影と共に、「晩年、そっくりになって ワシ、自分の遺影を見てるみたいです」と綴り、「生前、お世話になりました方々に深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。(合掌)」と感謝を述べた(外部リンク)。
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