イラストレーター焦茶、没後初の個展が台湾で開催 遺族の協力で実現

イラストレーター焦茶、没後初の個展が台湾で開催 遺族の協力で実現
イラストレーター焦茶、没後初の個展が台湾で開催 遺族の協力で実現

「一期一會|焦茶台灣紀念展」/画像はd/artの公式サイトより

2020年6月に亡くなったイラストレーター・焦茶さんの個展が台湾で開催される。

個展のテーマは一期一会を意味する「一期一會」。

会場ではオリジナル作品や商業作品のみならず、焦茶さんの家族が特別に提供した数々のスケッチなど、100点以上の作品を展示。

場所は台北のギャラリースペース・d/art Taipeiの3F。会期は12月16日(土)から2024年1月14日(日)まで。入場特典としてポストカードが配布される。

日本画的で巧みな色使いが注目を集めた焦茶

日本画的で巧みな色使いとポップアートの文脈を感じさせる絵柄で注目を集めていた焦茶さん。

Fate/Grand Order』のコミカライズ版や音楽ユニット・YOASOBIのAyaseさんの楽曲「幽霊東京」のMVイラストを担当。 ほかにも、にじさんじ所属VTuber・樋口楓さんのライブ衣装デザイン、ホロライブ・AZKiさんのキャラクターデザインなど、多岐にわたる活動を展開した。

2020年6月に仕事場での不慮の事故により逝去。以降、焦茶さんの作品は家族の管理の元、同人誌の再販などが進められている。

「海外のお友達にもぜひお越しいただければ幸いです」

今回の個展は、焦茶さんの死後初となるもの。d/art galleryの公式サイトでは開催の経緯について説明している。

それによると、2020年に口頭で開催の合意を取り決めていたものの、まもなく焦茶さんが逝去。

2023年になって焦茶さんの家族と連絡を取り、共同で準備を進めながら、今回の個展の開催ができたという。

同じく公式サイトでは、焦茶さんについて「写実性と手描きの筆致の間をさまよう虚像と実像の魅力を紡ぎ出す(編織出一個遊走在寫實與寫意的虛實圖像魅力)」と、イラストレーターの鈴木英人さんやフランスのバンド・デシネ作家のメビウスさんの名前を出しながら紹介。 焦茶さんのXでは「一期一會」について、主人も客もお互いに誠意を持って接することを意味する千利休の言葉と説明。

「台湾だけでなく、海外のお友達にもぜひお越しいただければ幸いです(希望不僅是台湾的朋友,若海外的朋友能有機會前來參觀,我們會非常的開心)」と中国語で挨拶している。
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