アニメの最も美しい見せ方とは? ジブリの撮影技術を紐解く書籍

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『スタジオジブリの撮影術 撮影監督・奥井 敦の仕事のすべて』表紙

書籍『スタジオジブリの撮影術 撮影監督・奥井 敦の仕事のすべて』が11月29日(水)に、ビー・エヌ・エヌより刊行される。

スタジオジブリで撮影部を立ち上げ、『AKIRA』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『紅の豚』から『君たちはどう生きるか』まで数々のアニメーション作品の画作りを支えてきた奥井敦さん。

インタビューや図版をもとにその制作プロセスを解説し、彼の仕事の軌跡をたどる一冊となっている。

【画像】インタビューや図版をもとに制作プロセスを解説

『君たちはどう生きるか』でも撮影監督したスタジオジブリ映像部部長・奥井敦

奥井敦さんはスタジオジブリの執行役員や映像部部長、エグゼクティブイメージングディレクターをつとめる人物。

旭プロダクションで撮影の仕事を始め、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『機動戦士ガンダムF91』などで撮影監督を担当。その時代から、スタジオジブリの『紅の豚』『海がきこえる』に撮影監督として参加している。

『スタジオジブリの撮影術 撮影監督・奥井 敦の仕事のすべて』の内容イメージ

1993年、撮影部発足と同時にスタジオジブリに移籍すると、撮影監督として『平成狸合戦ぽんぽこ』『耳をすませば』『もののけ姫』『ホーホケキョ となりの山田くん』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』など数々の作品に参加。

『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『ゲド戦記』『崖の上のポニョ』『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』等の作品では映像演出をつとめている。

この他、スタジオジブリで中核を担ったプロデューサー・西村義明さんが設立したスタジオポノックでも『メアリと魔女の花』にて映像演出を担当。

宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』でも撮影監督をつとめている。

宮﨑駿・富野由悠季・大友克洋などからのコメントも掲載

『スタジオジブリの撮影術 撮影監督・奥井 敦の仕事のすべて』では、『AKIRA』など奥井敦さんが旭プロダクション在籍時に手掛けた作品から最新作『君たちはどう生きるか』まで、各時代の撮影手法を収録。

撮影台でセル画を扱っていたアナログ制作の時代から現代のデジタル制作に至るまで、アニメーションにおける撮影の仕事と映像演出の役割について紐解いていく。

また、宮﨑駿さん、富野由悠季さん、大友克洋さんなど、これまで奥井敦さんと共に作品を手掛けてきたスタッフ陣からのコメントも掲載される。

CONTENTS

PART I:アナログ撮影の時代
AKIRA/機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
1-1 紅の豚
1-2 平成狸合戦ぽんぽこ
1-3 耳をすませば
1-4 もののけ姫

PART II:アナログ撮影からデジタル撮影へ
2-1 ホーホケキョ となりの山田くん
2-2 千と千尋の神隠し
2-3 ハウルの動く城
2-4 ゲド戦記
2-5 崖の上のポニョ
2-6 借りぐらしのアリエッティ
2-7 コクリコ坂から
2-8 風立ちぬ
2-9 思い出のマーニー

PART Ⅲ:さらに新たな映像表現の世界へ
3-1 メアリと魔女の花
3-2 ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―
3-1 君たちはどう生きるか

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