ChatGPTは本当に“理解”してるのか? 月ノ美兎が「意味がわかると怖い話」で検証

【検証】ChatGPTは意味怖の意味が分かるのか? / 画像は月ノ美兎のYouTubeより

話題沸騰のチャットAIは、本当に人間の質問を“理解”しているのでしょうか?

バーチャルライバーグループ・にじさんじに所属する月ノ美兎さんが「【検証】ChatGPTは意味怖の意味が分かるのか?」と題した動画を4月10日に公開しました。

動画の中で月ノ美兎さんは、米OpenAI社が開発・提供するチャットAIボット「ChatGPT」に、インターネット上で広く知られている「意味がわかると怖い話」を入力。

人間とも違わぬ自然な回答を出力できる高性能AIが、その意味を理解できるのか検証を行っています。

GPT-3.5とGPT-4の性能を「意味がわかると怖い話」で検証

月ノ美兎さん

今回、月ノ美兎さんが用意したのは「赤い壁紙」「明日はどこへ」と呼ばれるよく知られた話。

それぞれ「隣の部屋につながる小さな穴を覗き込むと向こうは真っ赤だった」「昨日は海へ脚を運んだ」と、文章の意味がわかると少し怖いという内容です。

検証には無料で利用できる「GPT-3.5」と3月にリリースされた最新バージョン「GPT-4」が挑戦。

延々と繰り広げられる言い訳じみた少しズレた回答や、逆にズバリと言い当てる正確な回答。両方の回答や性能の違いが楽しめます。

回答にあらわれる、AI黎明期ならではの面白み

動画の後半で月ノ美兎さんは、人間が理解できる「意味がわかると怖い話」を「ChatGPT」に生成できるのかに挑戦。

最近ではAIが執筆した作品の投稿が増加し、海外のSF誌が募集を停止したことが話題になる(外部リンク)など、注目を集めるAIのストーリーテリング能力。動画でも「意味がわかると怖い」を絶妙なバランスで成立させる文章を生成しています。

また、動画の最後ではおまけとして、月ノ美兎さんが「バーチャルYouTuber月ノ美兎の過去の炎上事例について詳しく教えてください」と「ChatGPT」に入力。

AIから出力されるテキストにはデタラメな内容が含まれることがあり、これは「AIの幻覚」や「ハルシネーション(Hallucination)」と呼ばれていますが、果たしてどんな内容が出力されたのでしょうか?
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