『シン・エヴァンゲリオン』制作を総括 庵野秀明らの言葉で紐解く公式書籍

『シン・エヴァンゲリオン』制作を総括 庵野秀明らの言葉で紐解く公式書籍
『シン・エヴァンゲリオン』制作を総括 庵野秀明らの言葉で紐解く公式書籍

『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』書影/画像はAmazonから

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作を総括する書籍『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』が、5月下旬に刊行される。価格は1760円(税込)。

副題は「-実績・省察・評価・総括-」。『シン・エヴァンゲリオン』の制作にまつわる工程、体制、費用等に関する情報を、制作した株式会社カラーが1冊にまとめた報告書籍となっている。

2021年の興行収入1位に輝いた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、2021年3月に公開された作品。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』から続くシリーズの完結作と位置付けられている。

コロナ禍による2度の公開延期や上映制限を余儀なくされたにも関わらず、673万人を動員し、興行収入102.8億円のヒットを記録。2021年に日本で劇場公開された映画において、興行収入1位に輝いた。

2023年3月には、Blu-ray/DVD『シン・エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:3.0+1.11 THRICE UPON A TIME』が発売。

映画封切り時に上映された「3.0+1.0」版に調整を重ねた「3.0+1.11」版が収録されているほか、新作特典映像として「EVANGELION:3.0(-46h)」、「Rebuild of EVANGELION:3.0+1.11」、「EVANGELION:3.0(-120min.)」も収録されている。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』はいかにして制作されたのか?

総監督をつとめた庵野秀明さんが手がけた作品のなかでも最高の興行収入を記録した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、前述のようにコロナ禍における公開延期等の逆風に見舞われながらも、堂々の実績を残した作品でもある。

その制作過程において何が起こっていたのか。本作を制作したクリエイターやプロデューサーなどへのインタビューや証言が6万字以上のボリュームで掲載され紐解かれている。

また、「エヴァンゲリオン」シリーズの総指揮を取ってきた庵野秀明さんへのインタビューも収録。既存のアニメーション制作の常識に囚われず、異例の手法が数多く使用された前代未聞のプロジェクトの姿を浮かび上がらせる。

主な収録内容
・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の目標、工程、体制、費用、期間、プリヴィズ導入実績など制作実態をビジネス的側面からまとめたプロジェクトマネジメント報告書

・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』総監督及びエグゼクティブ・プロデューサーの庵野秀明による「プロジェクト総括」インタビュー

・鶴巻和哉(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督)、前田真宏(同監督)、轟木一騎(同総監督助手)、安野モヨコ(カラー取締役)、緒方智幸(カラー副社長)、川上量生(カラー社外取締役)、尾上克郎(特撮監督)、高橋望(認定NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構研究員)、鈴木敏夫(スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)9名へのインタビュー

・巻末付録インタビュー:ライセンシング証言(グラウンドワークス:代表 神村靖宏)、プロモーション証言(カラー広報宣伝・音楽制作 島居理恵)

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書籍情報

「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン-実績・省察・評価・総括-」

ジャンル
ビジネス書籍
仕様
A5判 ソフトカバー / 本文256P(予定)/ モノクロ / 紙書籍
株式会社カラー 編
発行
株式会社カラー
販売
株式会社グラウンドワークス:
権利表記
(c)カラー

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