動画配信サービス「GYAO!」3月で終了 運営グループがLINEショート動画に注力

動画配信サービス「GYAO!」3月で終了 運営グループがLINEショート動画に注力
動画配信サービス「GYAO!」3月で終了 運営グループがLINEショート動画に注力

「GYAO!」/画像は公式サイトより

Zホールディングス、Z Entertainment、ヤフー、GYAO、LINEが連名で、無料動画配信サービス「GYAO!」のサービス終了を発表した。

サービスの終了は、3月31日(金)の17時を予定。「GYAO!」のサービス終了に伴い、関連サービスの「GYAO!ストア」「トレンドニュース」も終了する。

各社が共同で発表した声明では、サービス終了の理由を縦型動画サービス「LINE VOOM」にグループの動画領域の経営資源を集中するためだと説明している(外部リンク)。

冬クールのアニメは、最終話まで配信されない可能性も

「GYAO!」は、アニメ・映画ドラマなどを主軸とした無料動画配信サービス。

映画やドラマについては無料で配信しているもの以外にも有料でレンタルすることが可能であり、オリジナル番組の制作も行っていた。

今後は、2月13日(月)に「GYAO!ストア」上の全商品が販売終了。3月31日(金)には購入済みの商品の視聴もできなくなる。

3月31日(金)の17時には全作品の視聴ができなくなってしまうため、現在放送中のアニメ作品については一部、最終話まで配信されなかったり、配信期間が短くなってしまう可能性がある。どの作品が該当するのかは別途アナウンスされている(外部リンク)。

「LINE LIVE」も同じ理由でサービス終了へ

今回各社が共同で発表した声明では、動画領域の経営資源を集中させる先として、LINEとLINEから委託を受けたZ Entertainmentが共同で運営する縦型ショート動画のサービス「LINE VOOM」が挙げられている。

「LINE VOOM」は、2021年11月にリリースされたLINE内の動画プラットフォーム。声明では、グループ内サービスとの連携を強化していくとの展望も書かれている。

LINEの関連サービスとしては、「LINE LIVE」が同じく3月末をもってサービスを終了することが発表されている。 その際に出されたLINEによるプレスリリースでは、サービス終了の理由が「GYAO!」と同じく「昨今のインターネット市場の変化に伴い、経営資源の集中を行う」ためだとされている。

縦型のショート動画では、すでにTikTokやYouTubeショート、Instagramといった強力な先行サービスが存在している。その中で、複数のサービスを終了させてまで注力するという「LINE VOOM」がどのような施策を打っていくのか、注目していきたい。
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1件のコメント

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匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:6461)

GYAOなどヤフー系列は継続に不穏な動きが多くなってきたかな、選ぶのに鷹の眼が必要な時代へ。