にじさんじ葛葉、AIイラストのファンアート用ハッシュタグ投稿を禁止

にじさんじ葛葉、AIイラストのファンアート用ハッシュタグ投稿を禁止
にじさんじ葛葉、AIイラストのファンアート用ハッシュタグ投稿を禁止

AIイラストのファンアート用ハッシュタグ投稿を禁止した葛葉さん

バーチャルライバーグループ・にじさんじ所属の葛葉さんが、AIを使用したファンアートをTwitterに投稿する際、ハッシュタグ「#クズハサムネダ」を使用しないよう1月5日にTwitterで呼びかけた。

ハッシュタグ「#クズハサムネダ」は、ファンが葛葉さんにYouTubeなどで使用するサムネイル画像を提供するためのファンアート用ハッシュタグ。

ツイートの中で葛葉さんは「当チャンネルでは#クズハサムネダよりサムネイルを拝借する場合がございます」と改めてその用途を説明。ファンに対する感謝の言葉を交えつつ、「つきましてはAI禁止とさせて頂きます」と周知を行なった。

葛葉「#KuzuArt」が2021年ハッシュタグのランキング5位に

日本の男性バーチャルYouTuber(VTuber)の中で、YouTubeのチャンネル登録者数が最も多い葛葉さん。2021年9月に100万人を突破。男性VTuberおよびにじさんじ所属タレントとして初の快挙を成し遂げた。

その人気はTwitterでも凄まじく、2021年に最も使われたハッシュタグのランキングにおいて、葛葉さんのファンアート公式ハッシュタグ「#KuzuArt」が5位に輝いている。

VTuber独自の文化 ファンアートをサムネイルに使用

VTuberシーンでは、視聴者がSNSに投稿したファンアートを、配信者自身がサムネイルなどに使用する独自の文化が形成されている。

そこでは、視聴者側はVTuberの活動に貢献でき、VTuber側はファンアートを自身の活動に活用できるというWIN-WINの関係が成立している。

葛葉さんのみならずVTuberの多くはファンアート用の公式ハッシュタグを用意しているが、切り抜き動画などを含めて、2次創作文化は昨今のVTuberブームを語る上で欠かせない存在だ。

画像生成AIの台頭 ファンアート文化に陰り

しかし、MidjourneyStable DiffusionNovelAI Diffusionなど画像生成AIサービスが台頭し、公式ハッシュタグをつけたAIイラストが投稿されるようになると状況は変化した。

AIサービスによって生成されたイラストは、そのサービスの利用規約によって商業利用が制限されている場合がある。

そのため、AIで生成されたファンアートと知らずにVTuberがサムネイルなどに使用し、意図せずにサービスの利用規約に違反することが懸念されるようになったのだ。

そこで、葛葉さんのように(外部リンク)VTuberがファンアート用のハッシュタグにAIを使用したイラストを控えるよう呼びかける事例が多くなりつつある。
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