本作品は、制作期間30年をかけて生み出されたストップモーションアニメであり、地獄のディストピアを巡るダークファンタジーとなっている。
公開に先駆けて、個性的なキャラクターの紹介動画と場面カットが公開された。
執念と狂気のストップモーションアニメ『マッドゴッド』
しかし、『ジュラシック・パーク』などで使われたCG技術の台頭により時代が転換点を迎え、「俺の仕事は絶滅した」とプロジェクトは中断された。
それから20年が経過し、ティペット・スタジオの若きクリエイターたちの熱望により企画が再始動。クラウドファウンディングで世界中のファンからの応援も集まり、2021年のシッチェス映画祭で上映され熱狂的な支持を集めるに至る。
30年の制作期間を経て生み出されたクリーチャーたちは、一見グロテスクだがどこかユーモラスを感じる。そんな彼らがフィル・ティペット監督らに息を吹き込まれ、荒廃した地底近くで蠢いているという。
『マッドゴッド』の恐ろしく、そしてユーモラスなクリーチャー
アサシン(THE ASSASSIN)。ガスマスクと時限爆弾を装備し、地底世界に降りてきた今作の主人公。
シー・イット(SHE-IT)。剥き出しの大きな歯がチャームポイント。出刃包丁を振り回す。
クリープ(THE CREEP)。ドラム缶の中に生息し、獲物に罠を仕掛ける。天敵はシー・イット。
シットマン(SHITMEN)。大量生産される労働者。列車やローラーに轢かれたり、業火に焼かれたりする。
ミートボール(MEATBALL)。ある場所から産まれ出た赤ちゃん。
アルケミスト(ALCHEMIST)。ペストマスクと黒装束をまとい、浮遊する錬金術師。
インプ(THE IMP)。多種のペットを飼っている、残忍な小人。
『マッドゴッド』のストーリー
人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこ世の終わりを目撃する。

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