アダストリア、メタバース関連クリエイターを育成　3DCGモデラー ひゅうがなつが登壇

「FOREVER 21」の日本での再展開で話題となったカジュアルファッションチェーン・アダストリアと専門学校・バンタンデザイン研究所が、仮想空間・メタバース領域で活躍するクリエイターの育成に向けた共同プロジェクトを始動した。

11月6日（日）、バンタンデザイン研究所および同専門学校が運営する他スクールの生徒を対象に、メタバースセミナー＆ワークショップが渋谷ヒカリエのアダストリア本部で開催される。

ゲストとして、3Dアバターソーシャルアプリ「ZEPETO（ゼペット）」の日本事業統括をつとめる加嶋雄一さんがゲストに登壇。「ZEPETO」のクリエイティブ活動について話す。

ひゅうがなつがグループセッションに参加

今回、アダストリアがバンタンデザイン研究所と立ち上げた共同プロジェクトでは、スクールでのクリエイター育成に向けた学びやイベントの開催、企業現場でのデザイン、パターンの研修、生徒たちの活動の機会、将来的には生徒が制作したメタバースアイテムの販売を検討。

その第一弾として行われるセミナーでは、加嶋雄一さんの他に、アダストリアからメタバースプロジェクトマネージャーの島田淳史さんがメタバースの現状とメタバースファッションの未来について講演。

セミナー後半には、加嶋雄一さん、アダストリアで3Dモデリングを担当する高橋拓海さん、本プロジェクトの責任者であるバンタンデザイン研究所・野尻貴将さん、3DCGキャラモデラー・ひゅうがなつさんによるグループトークセッションが予定されている。 なお、セミナー終了後は、生徒向けのワークショップ行われる。

メタバースにもファッションを　7月より事業展開

アダストリアは、ニコアンド（niko and …）やグローバルワーク（GLOBAL WORK）、RAGEBLUE（レイジブルー）など、30を超えるブランドを国内外の約1400店舗で展開するカジュアルファッションチェーン。

7月より、VR空間においてもファッションを楽しむきっかけをつくるべくメタバース事業をスタート。バーチャル・エイベックス社と共同で、レイジブルーとHARE（ハレ）のアイテムをアバター化した。

7月から8月にかけて開催された、大阪・梅田の街をメタバース空間で再現したイベント「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」では、アバター用の洋服（スキン）を提供している。

9月には、ひゅうがなつさんや柚葉さんといった、ソーシャルVRプラットフォーム・VRChatで支持される6人のクリエイターと協力し、レイジブルーで実際に購入できる商品を身に着けたアバター「枡花蒼（ますはな・あお）」とスキンを制作したことを発表。10月からBOOTHで発売している。