2022.10.06 19:00
小林優介
タイアップ
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気軽に参加できるのがボカコレ・歌コレの魅力

──改めて、ボカコレや歌コレといったイベントをどのように見ていますか？

柊マグネタイト　自分は活動を始めてからのほとんどの期間に、ボカコレが存在しているんですよね。

だからずっと見ていて、ボカロの盛り上がりはもちろん、新しいボカロPさんや歌い手さんが生まれる上でも、かなり良い影響があると思っています。

自分もボカコレをきっかけに注目していただいた部分がありますし、「今回のREMIXランキングはどんな人が出るんだろう？」と、毎回お祭りみたいな感じで楽しませてもらってます。
あらき　俺は前回の歌コレに参加してたんですけど、たまたま投稿する時期がイベント期間だったので、出来心でタグをつけたら、参加したことになってたんです（笑）。

なので歌コレに出そうと思った経緯みたいなものは特にないんですけど、印象としては「気がついたらやっていた」という感じです。

ボカコレに関しては、TOP100ランキングはざっと見てますけど、もう順位に関わらずみんなエグいですよね。すごい曲がゴロゴロあって。
柊マグネタイト　こういうイベントごとって、コミケとか「ボーマス（THE VOC@LOiD M@STER）」みたいな即売会だと、結構前から予約してブース確保したり準備したりしなきゃいけないじゃないですか。

ボカコレは期間中にタグさえ付けてしまえば参加できるところが好きですね。

あらき　インターネット上のイベントならではの手軽さがありますよね。

柊マグネタイト　そうなんです。自分の場合、先々の締め切りを目指してつくるのが実はそんなに得意ではなくて…。

あらき　むむむ？じゃあ俺からの依頼も…（笑）。

柊マグネタイト　もちろん仕事のときはものすごく頑張ってるんですけど（笑）。そういう人間だからこそ、タグ付けだけで、その場で参加できるのはすごくありがたいです。

自分は決してつながりが多い方ではないんですけど、ただ、Twitterを開けばみんな曲を出したり、活動してるのがわかるじゃないですか。それを見てるだけで、なんとなく一緒にいるような感じがしますよね。

インターネットならではの連帯感がある

あらき　それでいうと、最近のボカロPさんって、確かに横のつながりが多いですよね。何人かで1つのバンドをやっていたのが、それぞれでボカロPやるようになったのかな？と感じるぐらい。マグネタイトさんってバンド上がりなんですか？

柊マグネタイト　バンドをやってたことはあります。でも、演奏するよりも1人で曲をつくる方が好きだったのと、だんだん練習がしんどくなっちゃって……。

──柊マグネタイトさんは1人で作業することも多いと思いますが、寂しさを感じることはありますか？

柊マグネタイト　最近は音づくりで「空より蒼い街」っていうバンドでギター／ボーカルをやってるC'Naくんに入ってもらうこともあって。

「ここの歌詞詰めすぎじゃない？」とか「いやいけるっしょ」とか話し合うこともあるんです。あとは時々、あらきさんのように歌い手さんが歌ってくださるので、あんまり孤独や寂しさは感じていないですね。

あらきと柊マグネタイトが見据えるボカロ・歌ってみたの未来

──歌ってみたとボーカロイドは相互に作用しながら大きくなってきました。今後に期待していることがあれば教えてください。

あらき　歌ってみたの文化って、基本的にはボカロに寄りかかっているものだと思うんですよ。ボカロがなかったら何もしないニートの出来上がりなので（笑）。

ボカコレ発に関わらず、どんどん新しい人や人気な人が出てきてくれると、どちらの文化も守られていく、続いていく感じがしますよね。

最近は、本当に若い人が多いなと感じるんです。特に歌い手の方はどんどん増えていて、正直把握しきれてないんですよ。そこから新しいスターもどんどん出てきてくれるんじゃないかなと。

「新しいスターもどんどん出てきてくれる」。歌い手の未来は明るい

あらき　もちろん人気になればなるほど離れていく人も多いでしょうけど。それでも最終的には「あの人って歌ってみた出身なんだ」とか、そんなふうに言われるレベルになるのであれば、「それなら歌ってみたも捨てたもんじゃねーな」と思ってもらえる。

1人ひとりが活躍することは、結果としてマイホームを守っていくようなことなので、ぜひともみなさんにバリバリ頑張っていただきたいですね。もちろん俺も頑張ります。

柊マグネタイト　歌ってみたって、もともと権利的にグレーなものだったと思うんです。

自分も含めて、最近は作曲者の方が「歌って大丈夫だよ」ってガイドラインを出したりしています。でもそうしていない人もいるので、ボカロ曲だったら全部歌ってみた動画を上げていいのかといったら、意外とそうじゃなかったりする。

ボカコレを通じて、2つのカルチャーが繋がる

柊マグネタイト　そんななかで「歌コレ」では、歌って良い曲が一覧で確認できるようになっている。それがすごくいいですよね。

特に歌い手さんの中には中学生や高校生もいて、ちゃんとしてる人ほど「これ大丈夫なのかな」「許可とか取らなきゃいけないのかな」って不安な思いも抱えていると思うんです。そういう人も安心して活動できる、そのきっかけになってくれてるんじゃないでしょうか。

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イベント情報

「The VOCALOID Collection 〜2022 Autumn〜」

■開催日時: 2022年10月8日（土）～10日（月）※7日は前夜祭
■開催場所: ニコニコTOPページなどのネットプラットフォームほか
■公式Twitter: https://twitter.com/the_voca_colle
■公式サイト: https://vocaloid-collection.jp/
■協賛: 東武トップツアーズ / R11R / narasu / 株式会社ローソン
■メディアパートナー: Interfm / FM802 / MTV / 関内デビル / GAKUON! / JFN / smart / テレビ朝日ミュージック / SCHOOL OF LOCK! / NACK5 / BOMBER-E! / ミューパラTV / RADIO MIKU
: 【ミュージック超会議2022 開催概要】; ■日　時　; 2022年10月8日（土）～10月16日（日）
ネット開催: 10月8日（土）～16日（日）
リアル開催: 10月15日（土）・16日（日）; ■会　場
ネット開催: ニコニコ公式サイト・総合TOP（https://www.nicovideo.jp/ ）
リアル開催: さいたまスーパーアリーナ
■主　催: ドワンゴ
■ミュージック超会議公式サイト: https://chokaigi.jp/
■Twitter公式アカウント: https://twitter.com/chokaigi_PR; ■協賛一覧
【超パーティー協賛】: #コンパス / 株式会社クレディセゾン / Amadeus Code / 東武トップツアーズ
【The VOCALOID Collection協賛】: 東武トップツアーズ / R11R / narasu / 株式会社ローソン