シルク「見える時は見えるし、しょうがないって諦めました」
──『カカリ-憑-』めちゃくちゃ怖かったです。シルクロード(以下・シルク) その意見が一番嬉しいっすね!
──ドラマパートが終わってからの探索パートでの回収もですが、ラストシーンも。こう来るかなと予想していても驚きました。
HiROKi ありがとうございます、嬉しいです。
──シルクさんご自身も「やっぱり怖い」と仰られていましたが、高校時代から今日までその「怖さ」とどう対峙してきたんでしょうか?
シルク 見える時は見えるし「しょうがない」って諦めました。もともと怖がりなんですけど、何回も見えちゃうと「もうええわ」ってなっちゃって(笑)。
本当に「もう嫌だ!」ってなる時は、敵意のある霊に遭った時です。そういうのがない奴の方が多かったので、まだ耐えられたのかなとも思います。 ──早い段階で諦められた?
シルク 大学に入る頃には諦めてましたね。
──怖さを感じる中でも、今回の映画や普段の心霊動画を撮りに行くのは、YouTubeクリエイターとしての信念からでしょうか?
シルク 僕の見ている世界を届けたいんですよね。特別な経験だとも思うので、上手くコンテンツにしたいなと思っています。せっかくこういう経験をしたんだから、動画や作品にしなきゃもったいないって思いもあります。
──怖い経験やそうでない経験であっても、「自身の見た景色を」ということですね。監督のHiROKiさんとは、今回どういうやりとりで進められていったんですか?
シルク めちゃくちゃ話しましたよね。
HiROKi ひたすら話を聞いて、女の子の霊の絵を描いてもらったり、(シルクさんの体験に)より近づけていく作業でした。僕も昔、若干霊感があって、その時の感覚を思い出したりとか。 シルク 本当にあの映画の感じですよね。その時に部屋でどうだったとか、こんな感じに見えたとかの具体例をたくさん出して、再現してもらいました。
──その話し合い自体がもう怖いですね(笑)。
シルク もしかしたら、そこに霊が居たかもしれないですよね(笑)。
──細かい部分をお二人で共有したからこそ、ドラマパートのホラーシーンが綿密に出来上がっていったんですね。
シルク 探索シーンのようなYouTubeっぽさもありつつ、普段見てくれてる視聴者が劇場に足を運んでくれるようなドラマパートもあってみたいな。いろいろ話した上で、皆で一緒につくり上げました。 ──日常と地続きな部分にジャパニーズホラーの要素を感じました。YouTuberとして活動されているからこそ、あの探索パートが生きてくると思っていて。普段からフィッシャーズの動画を見ている人は、より日常の延長線上で怖さを体験したと思います。
シルク・HiROKi ありがとうございます!
映画をもっと楽しみたい人は!
映画をもっと楽しみたい人は、原案となった心霊体験をシルクロードさんが語った過去の動画のチェックをおすすめしたい。映画の恐怖が倍増すること間違いなしだ。
フィッシャーズの幅広い活動とこれまで
フィッシャーズは、UUUMに所属する幅広い世代に支持されている人気YouTuberグループ。中学生時代の思い出として動画を投稿したことをきっかけに活動をスタート。メンバーの高い身体能力を活かした巨大アスレチック企画や大規模な鬼ごっこ企画などが有名だ。
2019年にはYouTube界のアカデミー賞と言われる「Streamy Awards」の国際アジア太平洋部門にノミネートされ、日本人YouTuberとして初受賞を果たした。
また、メンバー全員の地元である東京・葛飾区の「かつしか観光大使」にも就任しており、チャンネル開設から約8年を経た2020年には、メインチャンネル単独で日本初の再生回数100億回を突破した。
その類稀なる人気を活かし、ライフスタイルブランド・Dotene(ドテネ)も2022年4月に始動。第1弾商品として、「お金グミ」が9月13日に発売された。
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