5vs5対戦型タクティカルFPS『VALORANT』の世界大会「2022 VALORANT Champions Tour Stage 1 — Masters Reykjavík」で、日本代表チーム・ZETA DIVISIONが、NA(北米)のOpTic Gamingと対戦。
現地はアイスランド・レイキャビクだが、前日同様に日本ではパブリックビューイングが開催され、深夜2時という時間にもかかわらず多くのファンが激戦を見守った。 結果は残念ながらOpTic Gamingに敗退。今大会を去ることとなったものの、アジア1位、世界3位という歴史的快挙を成し遂げたゲーミングライフスタイルブランド・ZETA DIVISION。
試合後のプレスカンファレンスでは、Laz選手、crow選手、Dep選手、SugarZ3ro選手、TENNN選手、そしてXQQコーチが大会全体の振り返り、次期大会への抱負が語られた。
なお1位を決めるグランドファイナルは、4月25日(月)2時から開始予定。ZETA DIVISIONに勝利したOpTic Gamingとブラジル代表のLOUDで戦う。
取材・文:ゆがみん 編集:恩田雄多
Laz選手 世界というかOpTiC Gamingが上手くて壁を感じました。OpTiC Gamingが自分たちの戦い方を貫きつつ、さらにそこから僕たちの戦い方に合わせてその上をいく戦い方をしてきた。
細かいところの撃ち合いや連携とかスキルの合わせ方が上手くて、これは強いなと思いました。
──Havenでは好調な滑り出しでしたが、途中でOpTiC Gamingのタイムアウトから雲行きが怪しくなり最終的には敗北となってしまいました。
XQQコーチ 向こうのタイムアウトでこっちの攻めの方針、全体の意思統一にずれが生じてしまった。OpTiC Gamingにその隙を狙らわれて、崩されてしまったのかなと思います。 ──Fractureでは初めての敗北となりました。
XQQコーチ 他のチームに比べて、OpTiC Gamingの構成は各個人が使えるスキルが多くて、それによってエリア取りや戦い方が複雑になるのが彼らの強みだったと思います。
僕たちの進め方を研究してそれに刺さるような対策、今まで見たことないような戦い方をしてきたので、そこがめちゃくちゃ上手かったです。悔しいですね。
──第3マップに移るインターバル中の5分間、チームの中でどのような会話がありましたか?
Laz選手 取りたかったマップを2連続で落としてしまって、「このままいっていいのか、何か変えた方がいいのか」を考えました。
自分たちのできることをやるしかないかなということで、いつも通り対策をみんなで考えて、悔いのないように全員でぶつかっていこうと。 ──3つ目のマップが終わって敗北が決まったあと、チームに駆け寄ったときに何を話しましたか?
XQQコーチ 僕もチームもまだまだこんなもんじゃなくて、優勝目指してやろうっていう気持ちは、最後の1ラウンドまでずっと思ってました。
終わってからは、ここまで休みもなくプレイし続けて頑張ってきたみんなに対して「本当にお疲れ様」と言葉をかけました。
XQQコーチ 今回ZETA DIVISIONは、戦い方やメンタル面では優れていたと思います。
最後のOpTiC Gamingに関しては、自分たちが予想していたものをOpTiC Gamingが上回ってきて勝利を逃したと思っているので、今後は戦略的な幅を広げられるといいなと思っています。
──今後どのようにして、さらに鍛錬を積んでいこうと思いましたか?
Laz選手 今回はいろんな戦い方を実際に体験できました。
自分たちがやるものもそうですし、自分たちが受ける戦い方も日本にいるときとは比べ物にならないほどの量をたくさん経験したので、今後どういう戦い方でいくかの調整と細かいところ、少数戦をしっかり強化したいと思います。 ──SugarZ3ro選手は初のオフライン大会出場ながら、チームとしても個人としても注目を浴びていました。
SugarZ3ro選手 初めてなりには頑張れたのかなっていうのもあるんですけど、やっぱり悔しいですね。
まだまだ成長できるなと思ってるので、次のMastersでも頑張りたいと思います。
──2021の「Masters Berlin」で敗退した際は「もう期待も希望もなく、今は後悔しかない」と語られていました。今回はいかがですか?
XQQコーチ まずチームメイト5人、そしてアナリスト1人、コーチ1人。彼らの仕事ぶりは誇りに思いますし、ここまで連れてきてくれたことに感謝します。
でも今回、特にOpTiC Gaming戦に関しては、自分の仕事としてもっとできるものがあったんじゃないかなと後悔しています。
Laz選手 世界大会で日本のチームが善戦できて、ずっと弱いと言われてきた日本リージョンの成長を世界に見せられて良かったです。
ただ、結果だけ見ればベスト3で「よくやったね」となるかもしれないんですけど、OpTiC Gaming戦で負けた悔しさが強くて「次のMastersで頑張って優勝目指したい」という気持ちになっています。
──来月からは国内でChallengersのトーナメントもはじまります。
XQQコーチ 上から目線な感じなんですけど、僕らが今まで大会を通していろいろなことを学んできたように、ベスト3までの道のりを見て、どうプレイするのがいいのか、僕らの敗因も含めて、全て吸収して、国内シーンの成長に繋げてくれたら、僕らにとっても国内シーンにとってもいいのかなと思っています。 ──ファンへ一言お願いします。
TENNN選手 日本は弱いイメージ持たれていて期待はされてなかったと思うんですけど、ここまで皆さん信じて応援してくれてありがとうございます。
今回、全チームの中で僕たちが一番対戦を行ったんですね。いろいろ経験できたと思うんで、次の大会ではもっと良いチームになってると思います。 © 2022 Riot Games, Inc. Used With Permission.
現地はアイスランド・レイキャビクだが、前日同様に日本ではパブリックビューイングが開催され、深夜2時という時間にもかかわらず多くのファンが激戦を見守った。 結果は残念ながらOpTic Gamingに敗退。今大会を去ることとなったものの、アジア1位、世界3位という歴史的快挙を成し遂げたゲーミングライフスタイルブランド・ZETA DIVISION。
試合後のプレスカンファレンスでは、Laz選手、crow選手、Dep選手、SugarZ3ro選手、TENNN選手、そしてXQQコーチが大会全体の振り返り、次期大会への抱負が語られた。
なお1位を決めるグランドファイナルは、4月25日(月)2時から開始予定。ZETA DIVISIONに勝利したOpTic Gamingとブラジル代表のLOUDで戦う。
取材・文:ゆがみん 編集:恩田雄多
OpTiC Gamingの「見たことないような戦い方」
──試合後、配信では世界の壁を感じたとも話されていました。Laz選手 世界というかOpTiC Gamingが上手くて壁を感じました。OpTiC Gamingが自分たちの戦い方を貫きつつ、さらにそこから僕たちの戦い方に合わせてその上をいく戦い方をしてきた。
細かいところの撃ち合いや連携とかスキルの合わせ方が上手くて、これは強いなと思いました。
──Havenでは好調な滑り出しでしたが、途中でOpTiC Gamingのタイムアウトから雲行きが怪しくなり最終的には敗北となってしまいました。
XQQコーチ 向こうのタイムアウトでこっちの攻めの方針、全体の意思統一にずれが生じてしまった。OpTiC Gamingにその隙を狙らわれて、崩されてしまったのかなと思います。 ──Fractureでは初めての敗北となりました。
XQQコーチ 他のチームに比べて、OpTiC Gamingの構成は各個人が使えるスキルが多くて、それによってエリア取りや戦い方が複雑になるのが彼らの強みだったと思います。
僕たちの進め方を研究してそれに刺さるような対策、今まで見たことないような戦い方をしてきたので、そこがめちゃくちゃ上手かったです。悔しいですね。
──第3マップに移るインターバル中の5分間、チームの中でどのような会話がありましたか?
Laz選手 取りたかったマップを2連続で落としてしまって、「このままいっていいのか、何か変えた方がいいのか」を考えました。
自分たちのできることをやるしかないかなということで、いつも通り対策をみんなで考えて、悔いのないように全員でぶつかっていこうと。 ──3つ目のマップが終わって敗北が決まったあと、チームに駆け寄ったときに何を話しましたか?
XQQコーチ 僕もチームもまだまだこんなもんじゃなくて、優勝目指してやろうっていう気持ちは、最後の1ラウンドまでずっと思ってました。
終わってからは、ここまで休みもなくプレイし続けて頑張ってきたみんなに対して「本当にお疲れ様」と言葉をかけました。
SugarZ3ro「まだまだ成長できる」
──『VALORANT』の競技シーンは戦略がより高度になってきています。今後、世界大会に向けて、コーチとしてどのようにすべきだと考えますか?XQQコーチ 今回ZETA DIVISIONは、戦い方やメンタル面では優れていたと思います。
最後のOpTiC Gamingに関しては、自分たちが予想していたものをOpTiC Gamingが上回ってきて勝利を逃したと思っているので、今後は戦略的な幅を広げられるといいなと思っています。
──今後どのようにして、さらに鍛錬を積んでいこうと思いましたか?
Laz選手 今回はいろんな戦い方を実際に体験できました。
自分たちがやるものもそうですし、自分たちが受ける戦い方も日本にいるときとは比べ物にならないほどの量をたくさん経験したので、今後どういう戦い方でいくかの調整と細かいところ、少数戦をしっかり強化したいと思います。 ──SugarZ3ro選手は初のオフライン大会出場ながら、チームとしても個人としても注目を浴びていました。
SugarZ3ro選手 初めてなりには頑張れたのかなっていうのもあるんですけど、やっぱり悔しいですね。
まだまだ成長できるなと思ってるので、次のMastersでも頑張りたいと思います。
──2021の「Masters Berlin」で敗退した際は「もう期待も希望もなく、今は後悔しかない」と語られていました。今回はいかがですか?
XQQコーチ まずチームメイト5人、そしてアナリスト1人、コーチ1人。彼らの仕事ぶりは誇りに思いますし、ここまで連れてきてくれたことに感謝します。
でも今回、特にOpTiC Gaming戦に関しては、自分の仕事としてもっとできるものがあったんじゃないかなと後悔しています。
TENNN「次の大会ではもっと良いチームになる」
──日本のタクティカルシューターのジャンルとしては歴史的快挙となる結果を残しました。Laz選手 世界大会で日本のチームが善戦できて、ずっと弱いと言われてきた日本リージョンの成長を世界に見せられて良かったです。
ただ、結果だけ見ればベスト3で「よくやったね」となるかもしれないんですけど、OpTiC Gaming戦で負けた悔しさが強くて「次のMastersで頑張って優勝目指したい」という気持ちになっています。
──来月からは国内でChallengersのトーナメントもはじまります。
XQQコーチ 上から目線な感じなんですけど、僕らが今まで大会を通していろいろなことを学んできたように、ベスト3までの道のりを見て、どうプレイするのがいいのか、僕らの敗因も含めて、全て吸収して、国内シーンの成長に繋げてくれたら、僕らにとっても国内シーンにとってもいいのかなと思っています。 ──ファンへ一言お願いします。
TENNN選手 日本は弱いイメージ持たれていて期待はされてなかったと思うんですけど、ここまで皆さん信じて応援してくれてありがとうございます。
今回、全チームの中で僕たちが一番対戦を行ったんですね。いろいろ経験できたと思うんで、次の大会ではもっと良いチームになってると思います。 © 2022 Riot Games, Inc. Used With Permission.
Good Game, Well Played.
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