プレイしてみた感想――整合性がとれない恐怖
筆者は幸運にも、この日本未発売のシステムをプレイする機会に恵まれた。仕事が終わった夜中にさっと遊べるほどのそれほど長くないシナリオだったが、現(うつつ)と夢、どちらを歩いているのかわからないような酩酊感を味わった。それは恐ろしいものを見たという直接的な恐怖ではなく、五感が散り散りになるような、感覚の整合性がとれないことによる恐怖だ。筆者はもう10数年TRPGを遊んでいるが、今までに体験したことのない恐ろしさを味わった。
『Kutulu』を取り扱った配信がすでに存在
正式な日本語版はまだリリースされていないが、何名かの有志が私家訳しており、セッション募集も行われている。
3月18日(金曜)『KUTULU』やります。
日時固定、募集プレイヤー数は2名です。
「今日そこで眠る」
時間:20時~25時
環境:ボイセ。dicord+ココフォリア
舞台:1920年代アメリカ#KUTULU
pic.twitter.com/7g65v7HpNW
— ヤネウラ (@yanegann) March 15, 2022
2月7日にはVtuber・六児雛さばきさんによるルールブックの解説配信が、
3月21日にはカズまさんによる日本語のオリジナルシナリオを用いたセッション配信が行われた(私家訳版を使用)。
配信に使用されたシナリオ「オーロラの祝福」はboothで無料公開されている(外部リンク)ので、シナリオを読みながら配信を見るのも一興だ。
日本語版リリースを心待ちにするファンも多い『Kutulu』
『Kutulu』でTwitterを検索すると、日本語版のリリースを待ちわびているTRPGプレイヤーが数多く見つかる。これほど多くのプレイヤーが日本語版を楽しみにしている海外のインディーズTRPGというのは、筆者の記憶にない。
発売前からこれほど大きな期待を寄せられている『Kutulu』の日本語版がリリースされたら、いったいどれだけ盛り上がるのか。
今後が非常に楽しみなTRPGだ。
TRPGをもっと深堀りする
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producerM/上総観久
ゼロ年代からTRPGを遊んでいるTRPGプレイヤー。長年オフラインセッション専門だったが、コロナをきっかけに本格的にオンラインセッションでTRPGを遊び始めた。
1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:5300)
クトゥルフはビデオゲームのRPGでやりたいかな
クトゥルフ神話RPGみたいなの他の会社も作れば良いのに