注目のスウェーデン産TRPG『Kutulu』日本語版を制作中 今見ているのは本当に現実?

  • 1

プレイしてみた感想――整合性がとれない恐怖

筆者は幸運にも、この日本未発売のシステムをプレイする機会に恵まれた。仕事が終わった夜中にさっと遊べるほどのそれほど長くないシナリオだったが、現(うつつ)と夢、どちらを歩いているのかわからないような酩酊感を味わった。

それは恐ろしいものを見たという直接的な恐怖ではなく、五感が散り散りになるような、感覚の整合性がとれないことによる恐怖だ。筆者はもう10数年TRPGを遊んでいるが、今までに体験したことのない恐ろしさを味わった。

『Kutulu』を取り扱った配信がすでに存在

正式な日本語版はまだリリースされていないが、何名かの有志が私家訳しており、セッション募集も行われている。
配信でKutuluを取り扱うバーチャルYouTuberも登場。

2月7日にはVtuber・六児雛さばきさんによるルールブックの解説配信が、
3月21日にはカズまさんによる日本語のオリジナルシナリオを用いたセッション配信が行われた(私家訳版を使用)。
【六児雛さばき】話題のスウェーデン産クトゥルフ題材TRPG『kutulu』を翻訳してみたので褒めて【アーモンドサーバー】
話題の未訳TRPG「kutulu(クトゥルー)」GMサイド セッション配信「オーロラの祝福」
Kutulu(クトゥルー)「オーロラの祝福」- スウェーデン発TRPGに金属質な2名が挑む
配信時間2時間程度、セッション自体は90分程度とコンパクトながら、『Kutulu』がもつ可能性、そして恐怖を存分に感じられるものとなっている。

配信に使用されたシナリオ「オーロラの祝福」はboothで無料公開されている(外部リンク)ので、シナリオを読みながら配信を見るのも一興だ。

日本語版リリースを心待ちにするファンも多い『Kutulu』

『Kutulu』でTwitterを検索すると、日本語版のリリースを待ちわびているTRPGプレイヤーが数多く見つかる。

これほど多くのプレイヤーが日本語版を楽しみにしている海外のインディーズTRPGというのは、筆者の記憶にない。

発売前からこれほど大きな期待を寄せられている『Kutulu』の日本語版がリリースされたら、いったいどれだけ盛り上がるのか。

今後が非常に楽しみなTRPGだ。

TRPGをもっと深堀りする

1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

1件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:5300)

クトゥルフはビデオゲームのRPGでやりたいかな
クトゥルフ神話RPGみたいなの他の会社も作れば良いのに