『ハミルトン』は、2015年の初演され、トニー賞11部門をはじめ数多の賞を獲得してきた同名の名作ブロードウェイ・ミュージカルの公演を撮影した作品。2020年7月にDisney+で配信開始されたのだが、先日まで日本語字幕版がなく、対応を求める声が集まっていた。
「アメリカ建国の父」をソウルミュージックで描く『ハミルトン』
特筆すべきは主演のリン=マヌエル・ミランダさん。彼は主演のみならず、脚本、制作、音楽(作曲/作詞)を兼任する八面六臂の活躍で、演劇及びミュージカル界の栄誉・トニー賞史上最多のノミネート数を記録した。
そんな傑作の模様を撮影した映画『ハミルトン』の日本語字幕版がついに配信開始となった。待望という言葉がこれほど当てはまる出来事もそうないだろう。
ブロードウェイ、そして映画化の人気作品『イン・ザ・ハイツ』
リン=マヌエル・ミランダさんは、2008年にブロードウェイへ進出し、最優秀作品賞を含むトニー賞4冠の快挙を成し遂げたミュージカル『イン・ザ・ハイツ』の作曲・作詞・主演を担当してその名を世界に広めた人物。同作は彼が大学2年生の時に原案を手がけたものを改訂しつくられているため、原作者でもある。同作は映画化も果たし今夏日本でも公開されたが、ブローウェイミュージカル版で描かれた物語に加え、NYで撮影された大人数での踊りや歌など映像美も楽しめる珠玉の作品に仕上がっている。
その後もディズニー映画の『モアナと伝説の海』や『メリー・ポピンズ リターンズ』など、世界随一のコンテンツカンパニー・ディズニーの作品に参画。ミュージカルだけでなく映画界でも存在感を示しはじめた。
ディズニー作品に『Tick, tick... BOOM!』...止まらない勢い
ミュージカルを舞台にその才能を開花させ、映画界でも多くの賞賛を浴びている俊英の最新作として、こちらもぜひご鑑賞いただきたい。
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