アニメーター/イラストレーターの米山舞さんが、イギリス・ロンドンのサーチギャラリーで開催された展覧会「START ART FAIR 2021」に日本人アーティストとして選出された。
米山さんの出展作品『00:00:00:00』(シーケンス)は、16枚の作品から構成される集合作。アニメーター出身のイラストレーターとしての来歴を象徴するような作品になっている。
『00:00:00:00』は、25カ国70人以上のアーティストと世界中のギャラリーが参加する中、世界三大美術館の一角・エルミタージュ美術館のキュレーターもつとめるDimitri Ozerkovさんのチームが認めた作品として、展覧会でも注目を集めた。
【画像】アニメーター/イラストレーター・米山舞の作品
2019年のアニメ映画『プロメア』では、ビジュアルデベロップメントをはじめとした中心的役割をつとめるなど、アニメ・イラスト業界において確かな存在感を発揮している。
加えて、エヴァンゲリオンのアパレルブランド「RADIO EVA」ではメインビジュアルを手がけるなど、イラストレーターとしての活躍も目覚ましい。 2021年2月にはカネボウ化粧品「KATE」綾波レイ編において、彼女が初めての口紅を引くという映像で、作画のみならず、CM監督や撮影をつとめたことでも大きく注目された。
近年は2019年に個展「SHE」、2021年には個展「EGO」を開催し、アーティストとしての活動も本格化している。
タイトルの「シーケンス」とは、アニメを含む映像業界において、シーンが集まって1つの物語として成立するものという意味で使われる用語。米山さんの作品も、1つひとつが完成した16枚の作品で構成されている。 あどけなさを残した少女が、フリージアや百合など、背景に描かれた花言葉を体現するかのように変わりゆく様子を描いており、アニメーションのメタモルフォーゼのようにも見える作品だ。
タイトルには「シーケンスはどんな瞬間にも存在にしていて、誰にも、みんなにも自分にも存在する。瞬間を捉えているモノの連続それ自体が作品」との意味が込められているという。
作品のコンセプトについて米山さんは、「自分にとってアニメーションを描くということは、一瞬の尊さというものを再認識させてくれる行為です。1フレームの瞬間を拡張させそれを何枚も用意し、それを行ったり戻ったりして動きの流れを成立させることで、全ての瞬間がお互い作用しあっている状態が好きなのでそれを作品にしました」とコメントしている。
米山さんの出展作品『00:00:00:00』(シーケンス)は、16枚の作品から構成される集合作。アニメーター出身のイラストレーターとしての来歴を象徴するような作品になっている。
『00:00:00:00』は、25カ国70人以上のアーティストと世界中のギャラリーが参加する中、世界三大美術館の一角・エルミタージュ美術館のキュレーターもつとめるDimitri Ozerkovさんのチームが認めた作品として、展覧会でも注目を集めた。
【画像】アニメーター/イラストレーター・米山舞の作品
アニメーター/イラストレーター・米山舞
米山舞さんは、アニメスタジオ・GAINAXでキャリアをスタートすると、国内外で人気の制作会社・TRIGGERで『キルラキル』作画監督や『キズナイーバー』キャラクターデザインなどを担当。2019年のアニメ映画『プロメア』では、ビジュアルデベロップメントをはじめとした中心的役割をつとめるなど、アニメ・イラスト業界において確かな存在感を発揮している。
加えて、エヴァンゲリオンのアパレルブランド「RADIO EVA」ではメインビジュアルを手がけるなど、イラストレーターとしての活躍も目覚ましい。 2021年2月にはカネボウ化粧品「KATE」綾波レイ編において、彼女が初めての口紅を引くという映像で、作画のみならず、CM監督や撮影をつとめたことでも大きく注目された。
近年は2019年に個展「SHE」、2021年には個展「EGO」を開催し、アーティストとしての活動も本格化している。
花言葉とともに変化する少女を表現
10月13日から17日まで開催された「START ART FAIR 2021」に、米山さんが出展した作品は、アニメーター出身でかつイラストレーターとしても活躍する来歴を象徴するかのような『00:00:00:00』(シーケンス)。タイトルの「シーケンス」とは、アニメを含む映像業界において、シーンが集まって1つの物語として成立するものという意味で使われる用語。米山さんの作品も、1つひとつが完成した16枚の作品で構成されている。 あどけなさを残した少女が、フリージアや百合など、背景に描かれた花言葉を体現するかのように変わりゆく様子を描いており、アニメーションのメタモルフォーゼのようにも見える作品だ。
タイトルには「シーケンスはどんな瞬間にも存在にしていて、誰にも、みんなにも自分にも存在する。瞬間を捉えているモノの連続それ自体が作品」との意味が込められているという。
作品のコンセプトについて米山さんは、「自分にとってアニメーションを描くということは、一瞬の尊さというものを再認識させてくれる行為です。1フレームの瞬間を拡張させそれを何枚も用意し、それを行ったり戻ったりして動きの流れを成立させることで、全ての瞬間がお互い作用しあっている状態が好きなのでそれを作品にしました」とコメントしている。
現代を象徴するイラストレーターたち
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