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グリー、メタバース事業に参入 数億人レベルの仮想世界を目指す

「REALITY」

POPなポイントを3行で

  • グリーおよびREALITYがメタバース事業に参入
  • 今後2〜3年で100億円規模を積極投資
  • 全世界で数億人のユーザーが目標
ソーシャルゲーム事業を展開するグリーが子会社・REALITYを中心とした「メタバース事業」への参入を発表した。

メタバースとは、アバターを通して現実のように自由な活動ができるデジタル世界。コミュニケーションから仕事・遊びに至るまで、現実と仮想の隔たりを超えて社会活動ができる、次のインターネット空間とされている。

今回グリーは、今後2、3年で100億円規模の投資を行うと発表。全世界で数億人のユーザーを目指していく。

バーチャルライブ配信アプリを全世界で数百万人が利用

グリーの子会社であるREALITYは、これまでにスマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を展開。全世界63の国と地域において数百万人が利用している。

昨今、コロナ禍において世界中で生活のデジタル化が進んだことや、5GネットワークやVRデバイスの普及、ブロックチェーンをベースにしたデジタルな経済圏の拡大が加速。

それらを踏まえ、REALITYが展開してきたライブエンタテイメント事業を「メタバース事業」と再定義し、さらに積極投資を行う。メタバース事業の加速に向け、「REALITY」は全世界で数億人のユーザー獲得を目指す。

その第一歩として8月6日、8種類のバーチャル空間の中で自由に歩き回り、アバター同士でコミュニケーションをとることができる「ワールド」機能を、同アプリ内において期間限定で公開した。

REALITY

また、ユーザーが仮想空間を自らの手で創造・拡張し、オリジナルアイテムの作成や販売を通じて現実世界の収入を得られるようなクリエイターエコノミーの実現も目指す。

それに伴い全職種で人材採用を進め、特に開発者は200名強の採用を計画している。

Facebookも本気で取り組むメタバース競争

メタバースとは、SF作家のニール・スティーヴンスンさんが小説『スノウ・クラッシュ』で創作した、様々なものが電子化され拡張されたデジタル世界を指す用語。

『スノウ・クラッシュ〈上〉』/画像はAmazonから

通貨や物などあらゆるものが電子化された「もう一つの世界」は、『レディ・プレイヤー1』などを筆頭に多数制作されてきた。

近年では、『Fortnite』や『Minecraft』など、多人数が同時に参加でき、クリエイティビティを発揮、交流できるゲームは、私たちの体験できるメタバースの先駆けとして挙げられることも多い。
映画『レディ・プレイヤー1』予告1
メタバースの構築は世界的に様々な企業で取り組まれており、FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグさんは米メディア「The Verge」のインタビューに対し「Facebookは今後5年以内にソーシャルメディア企業からメタバース企業へ移行する」と回答し注目を集めた(外部リンク)。

事実FacebookはVRヘッドマウントディスプレイ「Oculus」シリーズを手がけるなど積極的な開発を行っている。

これまでフィクションの中の存在であったものの、急速に現実味を帯びてきているメタバース。

KAI-YOU Premiumでは、今回グリーのメタバース参入の旗手をつとめるREALITY代表・荒木英士ことDJ RIOさんが、小説家・平野啓一郎さんと「男性が美少女のアバターとしてふるまうことで実際に生じた価値観の変化」などについて論じているので、読んでみてほしい。

現実世界と仮想空間の越境

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