加入に際し、JDDAで理事もつとめているラッパー・Zeebraさんが「数々の古典芸能などが属し、能楽師で人間国宝の野村萬さんが会長を務める芸団協に、DJが実演家として認めて頂いたのは歴史的な出来事だと思います。」とコメントを寄せている。
ダンスミュージック・クラブカルチャーを護り、発展させる「JDDA」
JDDAは、音楽ユニット・COLDFEETのWatusiこと角田敦さんが代表理事をつとめている一般社団法人。日本のダンスミュージック・クラブカルチャーを牽引してきたZeebraさん、高木完さん、いとうせいこうさん、Naz Chrisさんなど、名だたるメンバーが所属している。
ダンスミュージック・クラブカルチャー文化の普及や支援、価値や技術の向上などを掲げ活動しており、ダンスミュージックの社会的、文化的活動に寄与するべく資料の収集、保存や研究などもおこなっている。
また、ラジオ放送局「J-WAVE」が中心となって行われている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に苦しむ音楽業界を支援する「#音楽を止めるな」プロジェクトにも参加。
「#音楽を止めるな」プロジェクト
現在は同企画の第3弾が開催中で、6月30日(水)までシャツの受注を受け付けている。(外部リンク)
日本の実演家文化を見守ってきた「芸団協」
芸団協(日本芸能実演家団体協議会)は、1965年に俳優、歌手、演奏家、舞踊家、演芸家などの実演家関連の権利を確立し、社会的な地位の向上をはかるために創設された公益社団法人。芸団協は、大きく分けて3つの事業を主軸に運営されている。
画像は芸団協公式サイトより
2つ目が、実演芸術の魅力や価値を広め、稽古場や鑑賞・体験の機会を提供する「実演芸術振興事業」。
3つ目が、実演家やスタッフ、実演芸術団体がパフォーマンスを発揮できるよう、実演家の権利を拡充し環境を改善する「調査研究・政策提言事業」。
今回、JDDAが芸団協に加入したことは、ダンスミュージックやクラブカルチャーにかかわるDJやクリエイターたちが実演家として認められたことを意味する。
JDDAはJapan Dance Music & DJ Associationの略。数々の古典芸能などが属し、能楽師で人間国宝の野村萬さんが会長を務める芸団協に、DJが実演家として認めて頂いたのは歴史的な出来事だと思います。これからもダンスミュージックやDJの地位向上に励みますのでよろしくお願いします! https://t.co/EdsjwK8VYC
— Zeebra (@zeebrathedaddy) June 26, 2021
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