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「鬼退治は正義?」昔話でゆる~くわかる哲学入門書 イラストはおほしんたろう

「鬼退治は正義?」昔話でゆる~くわかる哲学入門書 イラストはおほしんたろう

『むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。』

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POPなポイントを3行で

  • 『むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。』発売
  • イラストは多才な活躍を見せるおほしんたろう
  • 昔話と哲学が融合、わかりやすくユーモラスな1冊に
哲学者・小川仁志さんの著書『むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。』が1月27日(水)に発売された。

本書では昔話と哲学を組み合わせ、難しいイメージのある哲学思想や哲学者をかみ砕いて紹介。ゆるいイラストとユーモラスなキャラクターによる35話のショートストーリーで哲学が学ぶことができる。

イラストはお笑い芸人/イラストレーター/漫画家のおほしんたろうさんが担当。価格は1400円(税抜)。

アリストテレス「正義」を『桃太郎』で考える

哲学の永遠のテーマである「正義」のように、哲学用語や思想は難しくて理解しづらいものがほとんど。本書では昔話を題材に哲学をかみ砕き、より身近で感覚的に理解しやすいような工夫が凝らされている。

例えば、鬼に対し「やりすぎだったのでは?」と悩み、桃に閉じこもる桃太郎にアリストテレスが「正義」を説く。悩みから解放された桃太郎は、「俺が正義!!」と叫び、閉じこもっていた桃から飛び出すことができた。 昔話と絡めることで、難解な哲学思想をわかりやすくかつユーモラスに表現。学問的に正確な解説がなされるだけでなく、提唱した哲学者がどんな人物かも解説することで、より記憶に残りやすいものにしている。

他にも、「浦島太郎は偽善者か」で「道徳」、「理想の世界から来たかぐや姫」で「イデア」、「鶴を助けたのは下心?」で「実践理性」など多くの思想を解説。

作品で紹介される昔話と哲学思想は以下の通り。

7つの昔話と36の有名な哲学思想を織り交ぜた構成
■第一章 桃太郎
(ジョン・ロック[所有権]/ジャン=ポール・サルトル[実存主義]/ニッコロ・マキアヴェッリ[君主論]/ルネ・デカルト×ブレーズ・パスカル[我思う、ゆえに我あり×繊細の精神]/アリストテレス[正義])
■第二章 浦島太郎
(フリードリヒ・ニーチェ[道徳]/ピーター・シンガー[動物の権利]/エピクロス[胃袋の快]/アンリ・ベルクソン[時間]/荘子[万物斉同])
■第三章 鶴の恩返し
(イマヌエル・カント[実践理性]/九鬼周造[いき]/モーリス・メルロ=ポンティ[《肉》]/ユルゲン・ハーバーマス[コミュニケーション的理性]/アルトゥル・ショーペンハウアー[意志の否定])
■第四章 おむすびころりん
(ロジェ・カイヨワ[遊び]/ジェレミー・ベンサム[最大多数の最大幸福]/ジョン・デューイ[道具主義]/和辻哲郎[間柄]/アルフレッド・アドラー[課題の分離])
■第五章 わらしべ長者
(エピクテトス[禁欲主義]/G・W・F・ヘーゲル[弁証法]/アダム・スミス[同感]/ジョン・スチュワート・ミル[質的功利主義]/クロード・レヴィ=ストロース[構造主義])
■第六章 かぐや姫
(ゲオルク・ジンメル[貨幣]/シモーヌ・ド・ボーヴォワール[フェミニズム]/プラトン[イデア]/アルベール・カミュ[不条理]/三木清[希望])
■第七章 さるかに合戦
(フランシス・ベーコン[経験論]/孫武(孫子)[兵法]/トマス・ホッブズ[自然状態]/山本常朝[武士道]/コーネル・ウェスト[行動])

学びは楽しくなくっちゃ

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