セーラームーン/月野うさぎという母性・女性性
『劇場版R』は『無印』最終話に対する救済。この視点はあくまでもTVシリーズの視聴者としてのものだが、『劇場版R』は、もちろん独立した1つの作品としても心に刺さる。その根底にあるのは、セーラームーン/月野うさぎというキャラクターの持つ深い愛。本作は彼女の魅力を最大限に描き切ったからこそ、子どもから大人まで広い世代の心を打った。「僕や衛くんの孤独がお前にわかってたまるか」──セーラームーンを追い詰めたフィオレはこう言い放つが、これはTVシリーズの明るく楽天的なうさぎに対して、視聴者が抱いていた誤解を表現したセリフとも言える。
しかし本作で表現されたのは、セーラームーン/月野うさぎの持つ究極の愛だ。直後、セーラー戦士たちの回想によって、それぞれが抱えた孤独を、楽天的だと思われたうさぎの言動で救われていたことが明らかになる。
同時にかつて衛がフィオレに渡した花...
続きを読むにはメンバーシップ登録が必要です
今すぐ10日間無料お試しを始めて記事の続きを読もう
残り 5,685文字 / 画像1枚
Premium会員登録して読む
会員登録後KAI-YOU Premiumに登録することで、残りの画像を閲覧いただけます。
※初回登録の方に限り、無料お試し期間中に解約した場合、料金は一切かかりません。
すでにアカウントをお持ちの方は ログイン
Premium会員登録で
ポップカルチャーを身近に
-
KAI-YOUで掲載・配信されている数万件以上の記事が読み放題
-
サービス内の広告が非表示に、より快適な体験を提供
-
KAI-YOU Premiumのオリジナルコンテンツが読み放題
-
Premiumユーザー限定コミュニティへのアクセスが可能に
-
コミュニティメンバー限定イベントやラジオ配信、先行特典も
特典についてもっと詳しく