だが、これは、歌手のLiSAさんによる10月14日(水)発売のシングル&アルバムのリリースに向けられた焚き火(ほむら)だ。
耳を澄ませてみると、焚き火の爆ぜる音にまじって、うっすらとLiSAさんの曲が流れているのがわかる。
TwitterでLiSAさんのスタッフアカウントが突如この焚き火動画をリンクし、LiSAさんがそれを引用する形で説明。
「10/14のリリースに向けた焚き火(ほむら)です。
明日の朝まで焚き火が燃え続けているので、それぞれの心に灯した炎と共にお楽しみください。」とコメントしている。
10/14のリリースに向けた焚き火(ほむら)です。
— LiSA (@LiSA_OLiVE) October 12, 2020
明日の朝まで焚き火が燃え続けているので、それぞれの心に灯した炎と共にお楽しみください。https://t.co/nIeocHaNrw https://t.co/SUIJatQWlg
「炎」の意味
ネット上では、焚き火動画というのは一つの人気コンテンツ。その流行のきっかけは北欧・ノルウェーにまで遡ると言われ、焚き火がパチパチ燃えるのをただ眺める動画はこれまで各国で続々とアップされ、Netflixがやたらと気合の入ったたき火の番組も存在するほど。
加えて聴覚刺激を楽しむいわゆる「ASMR」コンテンツの台頭もあって、かの「ポケットモンスター」も公式で「【公式】ASMR・焚き火音 - ヒトカゲといっしょ」なる動画を配信している。
LiSAさん
鬼に立ち向かう鬼殺隊の中で、「炎の呼吸」の使い手である炎柱・煉󠄁獄杏寿郎を軸に展開される、『鬼滅の刃』でも屈指の激闘シーンが描かれる。
テレビアニメをきっかけに、社会現象となった漫画『鬼滅の刃』。テレビアニメに引き続き劇場版で主題歌をつとめるLiSAさんのリリースに関して、「炎」というのはそれだけ特別な意味を持っている。
焚き火(ほむら)動画が訴えかけてくるもの
急に冷え込んできたことだし、確かに焚き火動画を観るにはうってつけの日だろう。開始から2時間、2000人ほどがリアルタイムで視聴中。コメント欄は、世界中のLiSAファンからのコメントで賑わっている。
もう一度焚き火(ほむら)を見てみよう。
たかがモニター越しの焚き火を通してさえ、私たちは自分の向こう側にいる誰かを想うことができる。私たちは、独りじゃない。
この動画にはきっと、そんなメッセージを込められていたり込められていなかったりするのだろう。
いよいよ明日、LiSAさんの3年ぶりのオリジナルフルアルバム『LEO-NiNE』、そしてニューシングル『炎』が同時リリースされる。
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