気鋭の演劇集団・範宙遊泳、新作は坂口安吾「堕落論」からのオリジナル

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気鋭の演劇集団・範宙遊泳、新作は坂口安吾「堕落論」からのオリジナル
気鋭の演劇集団・範宙遊泳、新作は坂口安吾「堕落論」からのオリジナル

「インザマッド(ただし太陽の下)」 / Photo:斎藤翔平

8月9日(土)から17日(日)にかけて、演劇集団・範宙遊泳の新作公演「インザマッド(ただし太陽の下)」が、東京のこまばアゴラ劇場にて上演される。

4月に行った単独公演「うまれてないからまだしねない」では東京芸術劇場の最年少アーティストとして注目を集め、5月には日本を離れマレーシアで滞在制作を行うなど、精力的に活動を続ける範宙遊泳の最新作は、坂口安吾さんの『堕落論』などの短編評論のエッセンスを元にしたオリジナル脚本となる。

チケットは範宙遊泳公式サイトで受付を開始している。

快進撃を続ける範宙遊泳 新作では“現代における堕落”を描く

範宙遊泳は2007年に発足した、東京を活動の中心とした演劇集団。

代表の山本卓卓さんを中心に、大橋一輝さん、熊川ふみさん、埜本幸良さん、川口聡さん、たかくらかずきさん、坂本ももさんの7人で構成されていたが、8月3日、新たに福原冠さんと田中美希恵さんが加わり、現在9名で構成されている。

すべての脚本・演出を山本卓卓さんが手がけており、「生命」・「存在」といった人間の根源的な命題を、映像と舞台という2つの空間を組み合わせて表現する2.5次元的演出が特徴。

さらに本公演では、“異素材”を使った新たな空間設計にも挑戦しているとのこと。

常に快進撃を続ける範宙遊泳。その最新作に期待が集まる。
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