アートディレクターに祖父江慎さんを迎え、原作者・林田球さんが描いたカラー原稿・イラストを、344ページにわたって収録。
作品世界とかなり類を見ない原画の質量によって、コミックスを揃えたファンであっても「『ドロヘドロ』の本質は漫画で描かれているよりもっとダークでヘビィだったことに打ちのめされる」内容だという。
約20年に及ぶ連載を経てアニメ化『ドロヘドロ』
『ドロヘドロ』は、2000年に『月刊IKKI』(小学館)で連載がスタートした漫画作品。魔法使いが存在する退廃かつ混沌とした世界が舞台。グロテスクな描写も多いが、個性豊かなキャラクターたちの掛け合いもあり、ユーモアのある作風となっている。
魔法使いに自分の顔をトカゲに変えられ、当時の記憶も失ったカイマンが主人公。自分の本当の顔と記憶を取り戻すべく、友人・ニカイドウとともに真実に迫っていく。
2月22日からは西武渋谷店で原画展が開催中、さらに渋谷のタイガー餃子会館宇田川店では、劇中に登場する大葉ギョーザが実際に食べられる限定メニューを展開している。
作品を取り巻く盛り上がりがピークに達する中で発売された画集。その内容には担当編集も「今まで誰も見たことの無い原画集であることは保証いたします」と太鼓判。「漫画の世界に落とし込むためにこぼれ落ちた、過剰で混沌とした何割かを楽しんで下さい!」とコメントしている。
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