この数は、ユーザーローカルが運営する「バーチャルYouTuberランキング」に申請があったVTuberと、主要VTuberのチャンネル数をもとにカウントしている(外部リンク)。
※記事初出時に存在するVTuberとして「プロポーズ系」を挙げておりましたが、正しくは存在しませんでした。お詫びして訂正いたします。
バーチャルYouTuberの人数が、1万人をついに突破したようです!!https://t.co/jffYIIwLjf
— ユーザーローカル バーチャルYouTuberランキング (@userlocal_vt) January 15, 2020
VTuber増加推移を俯瞰してみる
ユーザーローカルではVTuberの人数を定点観測しており、それによると推移は下図の通り。 2018年3月から5月を見ると1ヶ月間で1000人というハイペースで増加。2018年末まではややペースを落としながらも着実に数を増やし6000人に。そこから約1年かけて1万人に到達した。1月15日時点での人気バーチャルYouTuberトップ10と、その現在のファン数は以下のとおり。
キズナアイさんが唯一の100万人超え。ファン数トップ10 (VTuber 10,000人中)
1位 キズナアイ 269万人 (※ゲームchは142万人)
2位 輝夜月(かぐやるな) 99万人
3位 ミライアカリ 73万人
4位 電脳少女シロ 70万人
5位 田中ヒメ 鈴木ヒナ 53万人
6位 猫宮ひなた 52万人
7位 月ノ美兎 45万人
8位 ヨメミ・エトラ 42万人
9位 本間ひまわり 36万人
10位 白上フブキ 35万人 ユーザーローカル調べ
2019年は計4人の声の異なるキズナアイさんが同じチャンネルで活動する、いわゆる「分裂騒動」などでファンを中心にさまざまな論争を生んだものの、中国への進出や国内最大級の音楽フェス「SUMMER SONIC」の出演など、大きく活動の幅を広げた1年だった。
9月に行われたHIMEHINAのワンマンライブ「心を叫べ」は1500人を収容できる会場での開催となったが、チケットが1分も持たずに完売し、大きな話題になったのも記憶に新しい。
個性的VTuberが続々?
甲賀流忍者!ぽんぽことオシャレになりたい!ピーナッツくんのコンビ、通称「ぽこピー」はVTuberが1万人を超えたことを受けて動画を投稿。動画終盤には「〇〇系なんでもいるんだよね」と驚き、「細分化されてんなぁ」と感心。
日々人数が増えていくことで、より多くの視聴者を集めるために個性的なVTuberが誕生している現状が明らかになった。
ただし、1万人の中には事実上活動を休止もしくは引退しているVTuberも存在する。それでも生身のYouTuberより技術的コストがかかるにもかかわらず、1万人を超える勢いは特筆に値する。
勃興からおよそ2年程度ながら、ネットだけでなく地上波のテレビ番組に進出するなど活動の幅を広げ続けているVTuber。新たな時代の「インターネット発信の文化」として、その動向を注視していく必要がありそうだ。
VTuberの盛り上がり、追いついてる?
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2件のコメント
motocra
>Koke様
コメントありがとうございました。
ご指摘の通り「プロポーズ系」は実在していなかったので、記事本文から削除させていただき、記事冒頭にも訂正文を掲載いたしました。
謹んでお詫び申し上げます。
Koke
技術的問題より、バーチャルというアバターによって軽減される精神的問題の方が大きいのかもしれませんね。
それはそれとして、
>「鳩系VTuber」や「グソクムシ系VTuber」「プロポーズ系」「ドラゴンボール系」など、さまざまな個性的VTuberを紹介した。
とありますが、プロポーズ系は実在していない選択肢なので、ここに書くには不適切かと思います。