マガジンハウス『BRUTUS』より、年末恒例となっている「危険な読書」シリーズの第4弾『危険な読書2020』が発売された。
神町トリロジー三部作の完結作「オーガ(二)ズム」を発表した阿部和重さんのインタビューや、作家・藤井太洋さんと樋口恭介さんによる「新世代SFの現在地」、是枝裕和さんの演出術本、装幀家・菊地信義さんの背表紙の美学、驚愕の自家装幀本など、毎回の「危険な読書」らしさが盛り込まれた内容に。
これまでの反響について、マガジンハウスの担当編集は「20世紀もいよいよ20年を迎えようとする今、“本”という、数万字に渡って綴られる物語や思想の深さ、強度というものが改めて見直されているのではないか」と話している。
漫画やアートの枠を超えた漫画家して注目を集める榎本俊二さんがBRUTUSで連載している「ムアンガ」を描き下ろし。登場キャラの姉弟が”危険な本”に果敢に挑み、噛まれたり、感電したりと、特集のテーマを表現したものとなっている。
またブックインブック「危険なマンガ」も付録。榎本作品30年のオールスターともいえるキャラクターが、16Pにわたって「帯マンガ」として掲載されている。
今年のラインナップは、『災害と慰霊』『”分断”を再接続する』『温暖化や消費増税…賛否両本』など、社会の「リアル」を知るためのノンフィンクション企画が増えている。
ノンフィクションのパートを増やしたことについて、「社会の分断、国家と個人の相克、グレタ・トゥーンベリさんと温暖化…断片的な情報が次々と流れていく中、SNSやWebだけでは、なかなか”本当のこと”が見えにくいのではないか。」という思いがその背景にあったことを明かす。
「それに対して、過去の叡智と未来への想像力を数万字にわたって刻みつけた”本”というメディアこそ、明確な世界や文脈を知るのに力強い味方なのではないか、と思い、“今”を知るためのノンフィクションを増やしました」(『危険な読書2020』担当編集)
                                                  
                                
                
                                
神町トリロジー三部作の完結作「オーガ(二)ズム」を発表した阿部和重さんのインタビューや、作家・藤井太洋さんと樋口恭介さんによる「新世代SFの現在地」、是枝裕和さんの演出術本、装幀家・菊地信義さんの背表紙の美学、驚愕の自家装幀本など、毎回の「危険な読書」らしさが盛り込まれた内容に。
「危険な読書」シリーズ第4弾
『BRUTUS』の「危険な読書」は、これで4度目となる名物企画。この夏にはこれまでの特集3本を統合した合本も刊行されたほど。これまでの反響について、マガジンハウスの担当編集は「20世紀もいよいよ20年を迎えようとする今、“本”という、数万字に渡って綴られる物語や思想の深さ、強度というものが改めて見直されているのではないか」と話している。
画像提供:マガジンハウス
漫画やアートの枠を超えた漫画家して注目を集める榎本俊二さんがBRUTUSで連載している「ムアンガ」を描き下ろし。登場キャラの姉弟が”危険な本”に果敢に挑み、噛まれたり、感電したりと、特集のテーマを表現したものとなっている。
またブックインブック「危険なマンガ」も付録。榎本作品30年のオールスターともいえるキャラクターが、16Pにわたって「帯マンガ」として掲載されている。
過去の叡智と未来への想像力を刻む「本」
今年のラインナップは、『災害と慰霊』『”分断”を再接続する』『温暖化や消費増税…賛否両本』など、社会の「リアル」を知るためのノンフィンクション企画が増えている。
ノンフィクションのパートを増やしたことについて、「社会の分断、国家と個人の相克、グレタ・トゥーンベリさんと温暖化…断片的な情報が次々と流れていく中、SNSやWebだけでは、なかなか”本当のこと”が見えにくいのではないか。」という思いがその背景にあったことを明かす。
「それに対して、過去の叡智と未来への想像力を数万字にわたって刻みつけた”本”というメディアこそ、明確な世界や文脈を知るのに力強い味方なのではないか、と思い、“今”を知るためのノンフィクションを増やしました」(『危険な読書2020』担当編集)
年末は読む本たくさん
 
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