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POPなポイントを3行で

  • ラピスリライツ初の単独イベントレポ
  • 「魔法×アイドル」がテーマのプロジェクト
  • DMM VR THEATERで映像と演出が一体に

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プレリュードは高らかに鳴り響いた! ラピスリライツ初の単独イベントレポ

写真はすべてオフィシャル写真

ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~」は「魔法×アイドル」をテーマとした大型メディアミックスプロジェクト。

魔法が溢れるファンタジーな世界で、人々を笑顔にする立派な魔女を目指して魔法学校に集った少女たちがそれぞれユニットを組み、魔女としてアイドルとして人々に希望の歌を届けていく。

アニメ化やアプリゲーム化なども予定していて、先駆けて20人のキャラクターと6つのユニット、それぞれの楽曲MVが公開されており、声優達によるライブ=オルケストラも披露されてきた。

今回のイベント「私たちのPrelude」はそんなラピスリライツによる初の単独イベント。これまでは「AnimeJapan」などのゲスト出演でオルケストラの披露や、それぞれのユニットによる生配信などで活動を広げてきたが、満を持しての単独イベントにチケットは完売。追加された夜公演も完売し、ライブ配信が用意されるほどの盛況を見せた。
ラピスリライツ初単独イベント「私たちのPrelude」
会場となったDMM VR THEATERは最新鋭の映像表現「ホログラフィック」を備えるシアターで、映像と人物が多層に折り重なる立体的な演出を楽しむことができる。

「魔法×アイドル」をテーマとするラピスリライツとはこれ以上ないほどの相性の良さを感じさせるが、実際のライブではどのような魔法が繰り広げられたのだろうか。

今回は8月18日に行われた夜公演の模様をレポートする。

十分に発達した科学は、魔法と見分けがつかない。

暗転した会場にアイドル達の声が響くと、ステージ上に浮かんだ6つの宝石に1つずつ明かりが灯っていく。

それぞれのユニットカラーを表した6つの輝きが集って1つの光になると、「さぁはじめよう、私たちのPrelude!」という言葉で幕が開いた。

先陣を切ったのはルキフェル(CV:松田 利冴)とアンジェリカ(CV:雨宮 夕夏)の2人によるユニット・Sadistic☆Candy。サイケデリックなイントロから「Are Many Chance!!!」に突入し、逸る気持ちを抑えられないフロアの空気をさらに煽る。 ラピスリライツ「Sadistic☆Candy」 "あめちゃん あめちゃん"と繰り返すこの曲は、気持ちがいいほどの電波ソングで、ピョンピョン跳ねる2人の動きに合わせて、ステージ上には飴が降り注ぎ、視覚と聴覚の両方向からファンシーなトリップに誘っていく。 ラピスリライツ「Sadistic☆Candy」 一味違ったトップバッターとして、今夜のオルケストラの"魔法感"をバッチリ見せつけると、満員のオーディエンスの度肝を抜いてみせた。 ラピスリライツ「Sadistic☆Candy」 Sadistic☆Candyの写真をもっと見る
つづいて「ろっくんろー!」の掛け声でナデシコ(CV:本泉 莉奈)、ツバキ(CV:鈴木 亜理沙)、カエデ(CV:大野 柚布子)の三姉妹によるこの花は乙女が登場。「ろっく(ROCK)」を掲げるユニットだけあって、披露した「いのち短し、 繚乱乙女」もストレートな和ロックナンバーだ。 ラピスリライツ「いのち短し、 繚乱乙女」 和楽器の旋律に合わせて振袖を振り回すと、その軌跡を追って花びらも舞い踊り、扇子を扇げば風が起こって、楽曲の疾走感がさらに高められていく。 ラピスリライツ「いのち短し、 繚乱乙女」 激しいサウンドにのってコールを巻き起こしたかと思えば、歌詞が宙に浮かび、しっとりと聞かせるシーンもあって、初めての単独イベントということを忘れさせる完成度の高さを見せつける。 ラピスリライツ「いのち短し、 繚乱乙女」 この花は乙女の写真をもっと見る
激情のろっくから一転して、ステージはハートに溢れたキュートな空間に変わり、ラトゥーラ(CV:早瀬 雪未)、シャンペ(CV:広瀬 世華)、 メアリーベリー(CV:赤尾 ひかる)の3人、シュガーポケッツがオンステージ。 ラピスリライツ「シュガーポケッツ」 ジャズの意匠も混じる軽快なポップソング「シャノワール」を歌い上げ、恋する喜びをいっぱいに表現する3人の周りには虹がかかったりハートが跳ねたりと、甘い雰囲気が漂っていく。 ラピスリライツ「シュガーポケッツ」 最後はメンバー手書きのイラストに包まれてステージを去り、あざといほどの可愛さでオーディエンスのハートをひとつ残らず盗んでいった。 ラピスリライツ「シュガーポケッツ」 シュガーポケッツの写真をもっと見る

歌詞とリンクするステージ演出

メロメロに溶かされたフロアだったが、次なるユニット・Ⅳ KLORE(フォークロア)が降臨すると一気に空気が張りつめる。エミリア(CV:星乃 葉月)、あるふぁ(CV:嶺内 ともみ)、サルサ(CV:篠原 侑)、ガーネット(CV:中山 瑶子)によるⅣ KLOREはゴシックファンタジーな雰囲気を纏うユニットで、「禁忌の寓話(メルヘン)」はそんな彼女たちの妖艶なオーラを凝縮したようなナンバーだ。 ラピスリライツ「Ⅳ KLORE」 「禁忌の扉が開いていく」という歌詞に合わせてステージに現れた扉が開け放たれるなど、妖しい言葉で紡がれた曲の物語が演出によってより深まっていく。 ラピスリライツ「Ⅳ KLORE」 息をもつかせぬ展開でオーディエンスの感情を揺さぶると、最後のフレーズ「私たちが四闇寓話-Ⅳ KLORE」を毅然と歌い上げ、見る者の胸にその名を深々と刻み込んだ。 ラピスリライツ「Ⅳ KLORE」 Ⅳ KLOREの写真をもっと見る
熱気が冷める間も与えずに登場したのはユエ(CV.桜木 夕)、ミルフィーユ(CV.奥 紗瑛子)、フィオナ(CV.伊藤 はるか)によるユニット・supernovaラピスリライツ「supernova」 バキバキのEDMサウンドで構成される「RISE」によって会場を一瞬でダンスフロアに変えて見せる姿は、超新星の名を冠しながらも風格の漂う本格ダンスユニットだ。 ラピスリライツ「supernova」 長い足を振り上げ、複雑なコンビネーションを事も無げにこなしてみせると、妥協なき実力派としてのプライドをハードな姿勢で知らしめす。 ラピスリライツ「supernova」 最後に、ティアラ(CV.安齋 由香里)、ロゼッタ(CV.久保田 梨沙)、ラヴィ(CV.向井 莉生)、アシュレイ(CV.佐伯 伊織)、リネット(CV.山本 瑞稀)による王道アイドルユニット・LiGHTsが登場。王道を名乗るだけあって、披露された「Your Lights」は現代的な正統派アイドルソングだが、スタンダードであるからこそ、ごまかしの効かないアイドルとしての地力が試される楽曲でもある。 ラピスリライツ「LiGHTs」 加えてユニットの中でも最大の人数である5人ユニットであることもあって、難度の高いパフォーマンスを要求されたLiGHTsだったが、そんなプレッシャーもなんのそのと、5人である強みを最大限に活かしたダイナミックなステージングを繰り広げる。 ラピスリライツ「LiGHTs」 ここまでも個性豊かなユニットが登場してきたが、アイドルとしての正道を行く彼女たちも負けじとその魅力を見せつけ、魔法感たっぷりのオルケストラ前半戦を締めくくった。

LiGHTsの写真をもっと見る

目の前に広がる魔法感

魔法の力をこれでもかと見せつけたライブパートからトークパートへ。

前半はLiGHTs、シュガーポケッツ、この花は乙女の3ユニットが登場し、それぞれの色全開で魅せたライブパートを振り返った。

チームの仲の良さや特色を活かした自己紹介では、ティアラ役の安齋由香里さんがライブ配信で見守る海外のファンへ向けて勉強中だという中国語でも挨拶を披露。

つづいて、Sadistic☆Candy、Ⅳ KLORE、supernovaの3ユニットが登壇。ライブパートではそれぞれの強固な世界観をぶつけあっていたが、トークパートは一転にこやかに進行し、キャスト同士の絆の深さもうかがえた。

事前に募集していたファンからの相談に対し、応援メッセージを送るというコーナーでは、ルキフェル役の松田利冴さんが、夏休みが終わるのが辛いと嘆くファンに喝を入れる場面もあり、甘さの中に刺激を秘めたユニットの色をオルケストラ以外でも示してみせた。

ここから一気にラストスパートで再びのオルケストラへ。

先に登場したLiGHTsは「ポラリス」で先程以上のコンビネーションを見せ、トークパートで落ち着きかけた会場のボルテージを高めていく。

彼女たちの指先に灯った光の描く軌跡はとても美しく、会場の視線は光の中でよりまぶしく舞い踊るLiGHTsに釘付けになった。5人揃った大きな輝きで未来へ続く旅路を明るく照らすと、最後のユニットにバトンを渡す。

続いてはsupernovaが登場し、観客も撮影解禁という特殊な状況下で「Trinity」を披露。 ラピスリライツ「supernova」 異質なシチュエーションであってもパフォーマンスの強度は一切下がることなく、むしろそのイレギュラーを原動力とするかのように、加速度的にキレが増していく。 ラピスリライツ「supernova」 浮かび上がったシルエットと実際のダンスが重なる演出が飛び出すなど、秘めたポテンシャルの高さを十二分に感じさせながら、呆気にとられるばかりの会場をあとにした。 ラピスリライツ「supernova」 最後は全メンバーがステージに揃って、一言ずつ挨拶を述べていく。達成感が笑顔に溢れたり、感極まって涙を浮かべたりと、最後まで表情豊かにステージを彩ると、全員が晴れやかな面持ちを見せ、本編の幕は下りる。

まぶしいほどのアイドルの本質

アンコールではなんとメンバーが客席にも登場し、20人勢揃いの「私の名は、光。」で真のフィナーレを飾る。 ラピスリライツ ここまでは、DMM VR THEATERのパワーとプロジェクトの世界観をマッチさせた魔法感満載のステージを披露しており、筆者もそのエンターテイメントとしての素晴らしさに胸を打たれていたので、その強みであるステージ演出を放棄して客席に降りることに対しては、疑問符が浮かんだのも正直な感触だった。

しかし我々と同じ地平に立ってなお、ステージの上と変わらぬ笑顔と見せる彼女たちはプロジェクトのコンセプトである「魔法×アイドル」のアイドルの部分に真正面から挑み、眩しいほどの輝きを放っていて、レポートの為のメモをとる手も止まるほどに、彼女たちから目が離せなくなっていく。

歌って踊る。時代がどれだけ変化しようとも変わらないアイドルの本質に挑む彼女たちの姿は、次第に人々の喜びを魔法へ変えるというプロジェクトのストーリーにも合致し、真の意味での「魔法×アイドル」の実現がグランドフィナーレに相応しい大盛況を巻き起こす。 ラピスリライツ この演出について最初は懐疑的な目を向けていた筆者も、最後に20人の掲げた手がビッと揃った瞬間には鳥肌が立ってしまい、笑顔で去っていく彼女たちに対して惜しみない拍手を送った。 ラピスリライツ

プロジェクトはまだまだPrelude

ラピスリライツ 初の単独イベントにして、そのプロジェクトとしての深さ、エンターテイメントとしてのすさまじさを見せつけたが、ラピスリライツの展開はここからが本番。

終演後には今後の展開として、当初から予定されていたコミカライズの連載スタート、最近はVTuberのイベントでもお馴染みのVRプラットフォームclusterでのVRライブ「VR魔法ライブ 〜First Magic Act〜 in cluster」の開催、そしてMVの再生数によって成否が決まる「100万再生CDデビュープロジェクト 〜みんなの応援で魔法を叶える!〜」が発表された。

横浜の夜をきらびやかに染め上げ、華々しい未来を予感させたオルケストラもまだPreludeに過ぎない。私達がラピスリライツの魔法にかけられるのはこれからだ。

“現場”を届けるライブレポート

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