「クワマン」の愛称で親しまれるタレントでミュージシャンの桑野信義さんが今年2月、突如Twitterアカウントを開設。百戦錬磨のタレントらしい笑いのセンスと、ネットミームに対しての異様なリテラシーの高さが光るシュールな投稿が人気を集め、「Twitter運用のブレーンがいるのでは?」と囁かれたほどだ。
4月には「100ツイートで辞めることを考えていました」としてTwitterを終了することを突如宣言し、Twitterから姿を消していたが、今度は新人バーチャルYouTuber(VTuber)「スポンジノブ」として復活。TwitterだけでなくVTuberとしてYouTubeにも活動の幅を広げている。
桑野さんのTwitterが反響を呼び話題となったのは、「ア・クワマン」というワードとともに桑野さんが映画『アクアマン』のコスプレ(?)をした投稿だ。記念すべき1ツイート目の投稿だった。
今回、映画『アクアマン』のブルーレイ&DVD発売を記念して、KAI-YOU編集部に届いた『アクアマン』公式による桑野さんのインタビューを掲載。「スポンジ・ノブ」としてVTuberデビューした謎の経緯、そしてネット界に彗星の如く現れた桑野さんはネットの海をどう眺めているのだろうか。
桑野信義さん(以下。桑野) すごいですねー。あの時は“勝手に応援隊長”をさせて頂いたんですが、来ましたね公式が!
──『アクアマン』が劇場公開される際に投稿された「ア・クワマン」の記事ですが、どのような経緯で投稿まで至ったんでしょうか。
桑野 アメーバブログとFacebookは毎日ファンとの交流とかも含めて楽しみでやっていていたんですが、Twitterをやってみようかなと前々から思っていたんです。
人を中傷するような投稿とかが目立っていたので、そういうんじゃなくて本当の“ちょっとつぶやく“って本来こうなんじゃないの、っていうのをあえてやってみようかなって思ったんです。
どうせやるんならね。日々「ここに行きました」とか「なになにを食べました」っていう投稿じゃFacebookとあまり変わらないですし。
それでちょうど『アクアマン』が2月8日に公開になるっていうことも前から知っていたので、やるんだったら「ア・クワマン」だろう、と思ったんです。 ──「ア・クワマン」という語呂合わせはご自身で思いついたんですか?
桑野 周りでそう言ってる人もいましたが、僕そういうシャレが好きなんですよね。
合成だったらもっと綺麗に出来たかもしれないけどやっぱり笑いも入れたかったから、楽な感じでやりたくて、ドンキに行ってカツラと腹筋が割れてる柄のシャツと学生が履くようなトレパンを買ってきて、矛の代わりのアヒルの人形を持って撮影したんですよ(笑)。
──矛に似たものは他にもあるかなと思いますが、なぜアヒルの人形だったんでしょうか。 桑野 たまたま持ってたんだよね。ああいうのってバカ殿様でも使うし。他にも矛に似たものもアニメが好きだから持ってるんだけど、それじゃちょっと違う気がして。
──映画の世界観にとても合っている背景でしたが、どちらで撮影されたんでしょうか。
桑野 品川水族館ですね。なぜそこかというと、サメの水槽があるから。
ちなみにシャッターを切ったのは息子です。一人では撮影できないので、一緒に行って協力してもらいました(笑)。
投稿時の画像に文字を入れるのも息子にアドバイスをもらって編集しました。 ──「ア・クワマン」の投稿はネットニュースでも話題にはなっていましたが、実際にご自身の周りからの反響は何かありましたか?
桑野 アメブロとFacebookは登録している人しか見れないようになってるんだけど、Twitterでこれを投稿したときは、かなりの反響がありましたね。
まず「クワマン」っていうのが今若い人の間ではあまり認知されていなくて。“ラッツ&スター”っていっても、来年40周年だけどそれ自体知らないし、バカ殿様の家老が僕がやってるっていうのも絶対知らないんだよね。
それがこの「ア・クワマン」をやって、世の中の人たちが「このひと誰?」って感じでどんどん調べていって、最後には「“ラッツ&スター”のクワマンだったの!?」「クワマンってこういう人だったの!?」と逆に私も認知してもらえるきっかけになりました。
桑野 Twitterというのは動画をアップしようとしても秒数に限りがあるじゃないですか。そもそもTwitter利用者は長い映像は見ないですし。
でもYouTubeのファンというのは逆なんですよね。Twitterが好きな人はYouTubeを観ないし、YouTubeが好きな人はTwitterをあまり観ない傾向にあると思うんです。
それでちょっと長い動画ネタもやってみたいなと思ったのがきっかけかな。そのとき、いま世の中にはYouTuberってごまんといるし、「VTuberにしようか!」ということで「スポンジノブ」というチャンネルを始めたんです。
動画の内容としては結果的に絶対VTuberじゃないんだけど(笑)「でもいいじゃないか」と思って続けています。
──YouTubeの撮影はご自宅で撮影されて、ご自身で編集しているんですか?
桑野 自宅ですね。編集はもちろん息子や周りの人にアドバイスをもらいながらですが。ネタとしては自分で「こういうのやりたいなー」って自分で考えて「こういうのやるから撮ってよ」って手伝ってもらっています。
そういう完璧じゃないシュールな感じをおっさんやっているのがいいんですよ(笑) ──今後はTikTokやInstagramなどの新しいSNSを始めるご予定はありますか?
桑野 今のところはないですね。あれだけバズッたTwitterもやめてしまったんですが、そのフォロワーだった人たちにも「スポンジノブ」としてVTuberになったというのが、世の中的にまだ認知されていないみたいなんですね。
なので今はYouTubeでそれを巻き返そうかなと思って注力しようと考えていますね。でもさっきも言いましたが決して本気じゃないので(笑)。でもそれで若い人たちとつながれたらいいなと思ってます。 (c)AQUAMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C)DC Comics. (C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
4月には「100ツイートで辞めることを考えていました」としてTwitterを終了することを突如宣言し、Twitterから姿を消していたが、今度は新人バーチャルYouTuber(VTuber)「スポンジノブ」として復活。TwitterだけでなくVTuberとしてYouTubeにも活動の幅を広げている。
桑野さんのTwitterが反響を呼び話題となったのは、「ア・クワマン」というワードとともに桑野さんが映画『アクアマン』のコスプレ(?)をした投稿だ。記念すべき1ツイート目の投稿だった。
今回、映画『アクアマン』のブルーレイ&DVD発売を記念して、KAI-YOU編集部に届いた『アクアマン』公式による桑野さんのインタビューを掲載。「スポンジ・ノブ」としてVTuberデビューした謎の経緯、そしてネット界に彗星の如く現れた桑野さんはネットの海をどう眺めているのだろうか。
「ア・クワマン」投稿の経緯
──この度は2月8日にSNSに投稿して頂いた「ア・クワマン」の記事の反響を受けて、今回は公式でお話を伺えればと思います。桑野信義さん(以下。桑野) すごいですねー。あの時は“勝手に応援隊長”をさせて頂いたんですが、来ましたね公式が!
──『アクアマン』が劇場公開される際に投稿された「ア・クワマン」の記事ですが、どのような経緯で投稿まで至ったんでしょうか。
桑野 アメーバブログとFacebookは毎日ファンとの交流とかも含めて楽しみでやっていていたんですが、Twitterをやってみようかなと前々から思っていたんです。
人を中傷するような投稿とかが目立っていたので、そういうんじゃなくて本当の“ちょっとつぶやく“って本来こうなんじゃないの、っていうのをあえてやってみようかなって思ったんです。
どうせやるんならね。日々「ここに行きました」とか「なになにを食べました」っていう投稿じゃFacebookとあまり変わらないですし。
それでちょうど『アクアマン』が2月8日に公開になるっていうことも前から知っていたので、やるんだったら「ア・クワマン」だろう、と思ったんです。 ──「ア・クワマン」という語呂合わせはご自身で思いついたんですか?
桑野 周りでそう言ってる人もいましたが、僕そういうシャレが好きなんですよね。
合成だったらもっと綺麗に出来たかもしれないけどやっぱり笑いも入れたかったから、楽な感じでやりたくて、ドンキに行ってカツラと腹筋が割れてる柄のシャツと学生が履くようなトレパンを買ってきて、矛の代わりのアヒルの人形を持って撮影したんですよ(笑)。
──矛に似たものは他にもあるかなと思いますが、なぜアヒルの人形だったんでしょうか。 桑野 たまたま持ってたんだよね。ああいうのってバカ殿様でも使うし。他にも矛に似たものもアニメが好きだから持ってるんだけど、それじゃちょっと違う気がして。
──映画の世界観にとても合っている背景でしたが、どちらで撮影されたんでしょうか。
桑野 品川水族館ですね。なぜそこかというと、サメの水槽があるから。
ちなみにシャッターを切ったのは息子です。一人では撮影できないので、一緒に行って協力してもらいました(笑)。
投稿時の画像に文字を入れるのも息子にアドバイスをもらって編集しました。 ──「ア・クワマン」の投稿はネットニュースでも話題にはなっていましたが、実際にご自身の周りからの反響は何かありましたか?
桑野 アメブロとFacebookは登録している人しか見れないようになってるんだけど、Twitterでこれを投稿したときは、かなりの反響がありましたね。
まず「クワマン」っていうのが今若い人の間ではあまり認知されていなくて。“ラッツ&スター”っていっても、来年40周年だけどそれ自体知らないし、バカ殿様の家老が僕がやってるっていうのも絶対知らないんだよね。
それがこの「ア・クワマン」をやって、世の中の人たちが「このひと誰?」って感じでどんどん調べていって、最後には「“ラッツ&スター”のクワマンだったの!?」「クワマンってこういう人だったの!?」と逆に私も認知してもらえるきっかけになりました。
VTuberデビュー クワマンが感じるSNSプラットフォームの違い
──そこからTwitterアカウントを削除して、VTuberデビューを果たした経緯はどのようなものだったのでしょうか?桑野 Twitterというのは動画をアップしようとしても秒数に限りがあるじゃないですか。そもそもTwitter利用者は長い映像は見ないですし。
でもYouTubeのファンというのは逆なんですよね。Twitterが好きな人はYouTubeを観ないし、YouTubeが好きな人はTwitterをあまり観ない傾向にあると思うんです。
それでちょっと長い動画ネタもやってみたいなと思ったのがきっかけかな。そのとき、いま世の中にはYouTuberってごまんといるし、「VTuberにしようか!」ということで「スポンジノブ」というチャンネルを始めたんです。
動画の内容としては結果的に絶対VTuberじゃないんだけど(笑)「でもいいじゃないか」と思って続けています。
──YouTubeの撮影はご自宅で撮影されて、ご自身で編集しているんですか?
桑野 自宅ですね。編集はもちろん息子や周りの人にアドバイスをもらいながらですが。ネタとしては自分で「こういうのやりたいなー」って自分で考えて「こういうのやるから撮ってよ」って手伝ってもらっています。
そういう完璧じゃないシュールな感じをおっさんやっているのがいいんですよ(笑) ──今後はTikTokやInstagramなどの新しいSNSを始めるご予定はありますか?
桑野 今のところはないですね。あれだけバズッたTwitterもやめてしまったんですが、そのフォロワーだった人たちにも「スポンジノブ」としてVTuberになったというのが、世の中的にまだ認知されていないみたいなんですね。
なので今はYouTubeでそれを巻き返そうかなと思って注力しようと考えていますね。でもさっきも言いましたが決して本気じゃないので(笑)。でもそれで若い人たちとつながれたらいいなと思ってます。 (c)AQUAMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C)DC Comics. (C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
YouTuberへ活動の幅を広げる芸能人
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