ヲタ芸「サイリウムダンス」世界大会が開幕 熱狂の香港予選レポート

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サイリウムダンスワールドバトル

POPなポイントを3行で

  • 「ヲタ芸」サイリウムダンス世界大会が開幕
  • スタートとなった香港予選の模様をレポート
  • 決勝大会は2020年、東京で開催
「ヲタ芸」として広く知られているサイリウムダンスは、今や日本国内だけのカルチャーではない。世界中で認識され、パフォーミングされているのだ。

その世界大会「サイリウムダンスワールドバトル」の第2回が、2月24日に行われた香港予選を皮切りに開幕した。

予選大会会場では、サイリウムダンスのバトルだけでなく、サイリウムダンスのパイオニア・GinyuforcE(旧:ギニュ~特戦隊)らのパフォーマンスが披露され、観客は熱狂の渦に包まれた。

ヲタ芸から発展したサイリウムダンス

「サイリウムダンス」はもともと、アイドルのライブなどでファンがサイリウムを持って踊っていた「ヲタ芸」が起源。

「ヲタ芸」をひとつのカルチャーとしてつくり上げ、発信しはじめたのがGinyuforcEだ。
ヲタ芸の技大全集!! 2018【GinyuforcE /オリジナル】
彼らがYouTubeなどを通して発信した「サイリウムダンス」はロサンゼルス、上海など世界中に広まり、各地でサイリウムダンサーが現れていった。

そうして「ヲタ芸」は「サイリウムダンス」として世界中で注目を浴びるようになり、2018年にはついに第1回目となる世界大会「サイリウムダンスワールドバトル」が開催。 ケミカルライトの製造・販売を行うルミカが主催、GinyuforcEのリーダー・ギアさんがスーパーバイザーとして参加した大会の決勝戦は1月、オタクの聖地・秋葉原にほど近い神田明神で行われた。

白熱した香港予選大会

第1回世界大会の熱が冷めやらぬ2月、C3AFA香港にて第2回世界大会の予選が行われた。

予選を勝ち進んだ8人が決勝トーナメントに進み、それぞれ磨きがかかったサイリウムダンスを見せつけ、香港代表の座を争った。
吉田兄弟×Tom-H@ck CYALUME DANCE WORLD BATTLE テーマソング「雷 –IKAZUCHI-」
決勝戦の課題曲は、「サイリウムダンスワールドバトル」のテーマソングで、津軽三味線の兄弟ユニット・吉田兄弟が作曲、アニメ『けいおん!!』の楽曲も手がけるTomH@ckさんが編曲した「雷-IKAZUCHI-」。

ロックテイストのギターと軽快な三味線とが重なる楽曲が響く決勝を制したのは、2018年度の予選で惜しくも2位だった神楽さん。前年の雪辱を果たし、念願の代表権を獲得した。

香港代表に決定した神楽さん

なお準優勝の「ロくん」さんも前年出場者。決勝まで進んだのは今回で初と、ファイナリストは2人とも1年間の練習量をうかがわせるレベルアップを果たしていた。

ひたすらに圧倒されるパフォーマンスステージ

GinyuforcEのギアさんとJKzのとらぺさん

香港予選の会場では、トーナメント戦とは別に、ただただサイリウムダンスを楽しみ、その凄まじさを体感するパフォーマンスステージも設けられた。

DJシーザーさん

田口華有さん

パフォーマンスステージにはほかにも、人気パフォーマーのDJシーザーさんや声優・歌手として活動する田口華有さんが登場。

クラブ謝夢振場

DJけいたんさん fromRAB(リアルアキバボーイズ)

さらにクラブ謝夢振場(ジャムフレイバー)、DJけいたんさん fromRAB(リアルアキバボーイズ)さんなども、会場となったルミカブースを盛り上げた。

オリジナル楽曲やアニソンのミックス曲を披露し、観客を大いに沸かせた。

ルミカでは今後も、2019年の1年を通して8カ国以上のアニメコンテンツエキスポなどにてブース出展を行い、サイリウムダンスワールドバトルの予選を各地で行う予定だ。

最終決勝戦は2020年の東京で開催される。

サイリウムダンスの起源に再びのめり込む

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