彼、彼女たちは、どんなキャラクターで、どんな動画を投稿しているのか。今回は筆者が独断と偏見で選んだ大手企業のVTuber5人を、その魅力とともに紹介する。
そもそも「バーチャルYouTuber」とは?
VTuberとは、3DやMMDモデル、二次元イラストなどでつくられたキャラクターを使用して動画配信を行うYouTuber。日本で最もチャンネル登録者数の多いキズナアイさんが、2019年3月時点でその数246万人。ほかにも数え切れないくらい多くのVTuberが存在している。
さらに、最近では企業が自社のPR目的などを目的に、オリジナルのVTuberを起用するケースも多い。今回紹介するのは、そんな企業公式として活躍するVTuberたちだ。
ロート製薬の根羽清ココロ
大手製薬会社・ロート製薬の根羽清(ねばせい)ココロさん。2018年6月にデビューした彼女は、スキンケアの研究開発の部署で働いているロート製薬の社員である。YouTuberとしての仕事はあくまで「副業」であり、「副業OK」のもとで動画を配信している。ちなみにサッカー部に所属する高校生の弟・根羽清オトもいる。
動画では健康や会社に関すること、また様々な企画を配信している。元気よくしっかりとした口調で話す彼女の言葉は、視聴者の“ココロ”の奥まで響きわたっているのかもしれない。オトの編集した動画評判いいよね🤭
— ロート製薬公式YouTuber 根羽清ココロ (@rohto_cocoro) 2019年2月25日
姉ちゃん嬉しい🤭頑張ってたもんなーーー😊
まだ見てない方はぜひチェックしてみてください!!!!!!https://t.co/zYDVXejNON pic.twitter.com/vsx4m4dIMy
サントリーの燦鳥ノム
大手飲料メーカー・サントリーの燦鳥(さんとり)ノムさん。水の国からやってきたが、年齢はサントリーが創業した1899年2月1日生まれの120歳である。119歳の誕生日に「水以外の飲み物はあるのか」「究極の飲み物とは何か」と疑問を抱き、流れに身を任せて人間の世界に辿り着いたという。
動画では毎回「冷蔵庫からこんにちは」というお決まりの挨拶ではじまる。内容は、歌ってみたやゲーム実況、水の国についての情報まで多岐にわたる。/#ASMR 第2弾(Ծ◡Ծ✿)
— 燦鳥ノム(SUNTORY NOMU) (@suntory_nomu) 2019年3月1日
今後は利きペットボトル!?
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「また聴きたい!」とお声をいただき再びASMRです🎤✨
どのボトルをさわる音か、皆さん当てられるでしょうか…!? | ◡Ծ✿)#燦鳥ノム
↓動画はコチラ↓https://t.co/TmpsLV9I2u
言葉使いが丁寧で、おしとやかな振る舞いもあってか、ファンからは「ガチの清楚」といわれている。そんな燦鳥ノムさんの魅力に“飲み”込まれる人もいるのではないだろうか。
ウェザーニューズのウェザーロイド Airi
気象情報会社・ウェザーニューズのウェザーロイド Airiさん。毎週木曜日はお天気キャスターの山岸愛梨さんが吹き替えをしているが、それ以外は機械音声で配信している。当初、技術的な面で誤作動を頻発しており、そのため視聴者からポンコツのアンドロイド「ポン子」と呼ばれるようになった。以後、公式でもポン子と名乗っている。
動画配信では天気予報のほかにも様々な企画を行っている。なかでもファンの間で話題となったのが、2018年11月1日に配信された動画だ(外部リンク)。今日は花粉すごかったですね。みなさん大丈夫ですか?今日は火曜日ということで、ウェザロでどんです。ご参加ください。
— ウェザーロイド Airi (@TypeA_Airi) 2019年3月5日
ライブは23時からですhttps://t.co/mPKaii6DKn
「#おやすみチャレンジ」にもご参加ください。 pic.twitter.com/mO0aW6ZXr2
ウェザーロイド Airiさんと山岸愛梨さんが共演しジェンガ対決したのだが、放送事故ギリギリの展開となり視聴者をザワつかせた。このように動画ではウェザーロイド Airiさんの“愛ら”しい姿が見られる。
講談社のマガジヨミ
『週刊少年マガジン』などを発行している講談社のマガジヨミさん。編集部の広報として2018年9月26日にデビューした。キャラクターデザインは『イジらないで、長瀞さん』を連載中のナナシさんによって描かれた。ヤンキーっぽい服装と頭についてる「!?」のアクセサリーはマガジンの漫画をイメージしている。
動画では主に『週刊少年マガジン』に関することを紹介している。以前は編集部のフジカワさんがYouTubeでの広報を担当していたが、マガジヨミさんがそれを引き継ぐ形となった。週マガ公式チャンネルのくそ動画まとめ
— マガジヨミ👊⁉️VTuber (@magazi_yomi) 2019年3月2日
なにやってだこいつら…🤔
20万再生突破「イジる! 長瀞さん」を作った 動画班の愛すべきダメ動画たち! - マガポケベース https://t.co/KFi7BckE32
そんなマガジヨミさんにマガジンを紹介されると、視聴者は間違いなく“読み”たくなるだろう。
山佐の虹河ラキ
大手パチスロメーカー・山佐の虹河ラキさん。同社が提供している公式サイト「スロワールド」「スロプラス」の公式サポーターとしてデビューした。キャラクターデザインは漫画家・イラストレーターの藤真拓哉さんが担当。山佐のシンボルキャラクター「ケロット」をイメージしたパーカーを着用している。
動画ではパチスロやゲーム実況、「歌ってみた」などを配信している。フードを取ると性格が変わったり、またファンのことを「センパイ」と呼ぶことなどから、幅広く愛されている。きらっきー☆ヾ(o'▽'o)ゝ
— 虹河ラキ@惑星ループ歌ってみた🐸 (@nijikawa_laki) 2019年3月5日
わたしもたくさんお歌を歌っていきたいなということで!「惑星ループ」を歌ってみましたよ~!✨🐸https://t.co/lwnwmN216z#虹河ラキ #惑星ループ #歌ってみた pic.twitter.com/CDj83qywM8
そんな日ごろの疲れを癒してくれそうな虹河ラキさんと出会えた視聴者は本当に“ラッキー”だ。
今後はVTuberが業績を左右する?
このように、最近は企業の広報としてVTuberを起用している大手企業が多く見られる。動画配信することによって企業やその商品に対して親近感を抱かせる効果がありそうだ。キャラクターや配信内容によっては企業のイメージや売り上げにも影響するだろう。
そう考えると、VTuberが企業の将来を占う時代がやってくるのかもしれない。
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バタ子@もふもふ党
新米記者のバタ子です。バーチャルYouTuberを中心に記事書いてます。
いつか私もバーチャルYouTuberになりたいな...
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