資生堂広告デザインの変革者・中村誠、没後初の回顧展を開催

資生堂広告デザインの変革者・中村誠、没後初の回顧展を開催
資生堂広告デザインの変革者・中村誠、没後初の回顧展を開催

「中村誠の資生堂 美人を創る」 MAKOTO NAKAMURA, SHISEIDO AD ARTWORKS

6月3日(火)から29日(日)の期間中、東京・銀座の資生堂ギャラリーにて、2013年6月に亡くなった資生堂アートディレクター・中村誠さんの回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。入場料は無料。

また、会期中の22日(日)には、デザイン評論家の柏木博さん、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんと松永真さんらによるトークイベントが行われるほか、2日(月)から28日(土)にかけて、資生堂銀座ビルにて現在の資生堂宣伝・デザイン部に在籍する3名のアートディレクターのポスター展も同時開催される。

没後初めての回顧展

中村誠さん

中村さんは1949年に資生堂宣伝部に入社。1950年代半ばから80年代にかけて、数多くの広告を手がけてきた。

国内外での受賞経験は多数。また、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に作品がコレクションされるなど、世界的に高い評価を受けている。

中村さんは「一業、一社、一生、一広告」をモットーに、「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語り、生涯企業デザイナーという立場を貫き、企業イメージの創出に力を注いだ。

本展では、そんな中村さんの創作プロセスを、自宅に遺されていた未公開資料を交えながら明らかにし、中村さんが追求し続けた美の世界と、企業とデザインの豊かな関係を詳細に振り返る、没後初めての回顧展となる。

中村さんの創作プロセスに迫る

展示予定の資料

本展では、中村さんの傑作ポスターの数々を紹介。自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターも紹介し、中村さんの創作プロセスに迫る。

中村さんの功績は、戦前に確立された資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させたこととされてきた。

その一つひとつを見ていくと、製版の工夫や大胆なトリミングなどの手法を用いて写真をイラスト的に表現しているなど、独自の表現スタイルを確立していったことがわかる展示となっているようだ。

トークイベントも

会期中の6月22日(日)には、武蔵野美術大学教授・デザイン評論家の柏木博さん、「デザインあ」の総合指揮を執るグラフィックデザイナーの佐藤卓さん、資生堂宣伝部に在籍していた経験もあるグラフィックデザイナーの松永真さん、3名によるトークイベントが行われる。

参加費は無料だが、定員は200名で、6月6日(金)まで申し込みを受け付けている。

また、6月2日(月)から28日(土)にかけて、「Beauty Graphics 2014 3人の資生堂アートディレクター展」が資生堂銀座ビルにて同時開催される。

現在の資生堂宣伝・デザイン部に在籍するアートディレクター、志賀玲子さん・花原正基さん・西本歩さんらによるポスター展となる。こちらも入場は無料。

文:たかはしさとみ

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