オフィシャルレポーターとして、大の昆虫マニアの顔を持つ俳優・香川照之さんが抜擢。メインビジュアルは強烈なインパクトと夏のなつかしい風景が共存し、期待を煽っている。
昆虫の世界は、未知とロマンにあふれている
特別展「昆虫」では、日本はもちろんのこと、世界中で収集された多数の昆虫の標本や映像・展示演出で、昆虫の驚くべき世界を紹介する。日本最大の甲虫「ヤンバルテナガコガネ」のホロタイプ(新種の基準となる標本)などの非常に貴重な標本をはじめ、宝石のような色や輝きをもつ昆虫、想像を絶する珍しい姿の昆虫、琥珀の中に閉じ込められた太古の昆虫など、数万点に及ぶ標本を一堂に展示。
また、昆虫標本を3D化してスクリーンに投影したり、全長約2メートルの巨大模型により昆虫の身体のしくみを紹介したりと、多様な手法で昆虫の未知とロマンを知ることができる。
昆虫マニアとしてもブレイクした香川照之
香川照之さんは、日本アカデミー賞 優秀助演男優賞をはじめ、数々の映画賞で評される俳優/歌舞伎役者。さらに東京大学卒、ボクシング愛好家という顔でも知られていたが、2016年からはNHK Eテレの教養番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」で昆虫への並々ならぬ知識と熱意、そして「カマキリ先生」というコスプレを披露。さらなる一面を見せ、大きな話題を呼んだ。
「香川照之の昆虫すごいぜ!」は不定期で放送され、発表があるごとにSNSなどでトレンド入りを果たしている。
なお、昆活とは「昆虫に興味を持つ、学ぶ、採集する、など昆虫に関わるすべての活動」を指すようだ。興味のある人は展覧会情報をチェック!人間にとって、昆虫は人生の先輩だと思います。人間と同じような集団での社会生活を、昆虫は何億年も前から行なっています。僕が若いころは人々のまわりにも昆虫がたくさんいました。でも環境の変化で、身の回りの昆虫も少なくなってしまいました。昆虫を触ったことがない人も多くなったのではないでしょうか。
この特別展「昆虫」で、みなさんにぜひ昆虫の魅力を知ってほしいと思います。たくさんの昆虫に触れ、その生命力や、ボディの美しさを感じてください。きっと明日からの生活に活かせる何かが見つかるはずです。 香川照之さんのコメント(特別展「昆虫」公式サイトより)
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展覧会情報
特別展「昆虫」
- 会場
- 国立科学博物館(住所:東京都台東区上野公園7-20)
- 会期
- 2018年7月13 日(金)~10月8日(月・祝)
- 休館日
- 7月17日(火)、9月3日(月)、9月10日(月)、9月18日(火)、9月25日(火)
- 主催
- 国立科学博物館、読売新聞社、フジテレビジョン
- 後援
- 文部科学省
- 協力
- 九州大学総合研究博物館、東京大学総合研究博物館、NPO法人バイオミメティクス推進協議会
- 協賛
- 光村印刷、トピー工業
- 監修
- 野村周平、神保宇嗣、井手竜也(国立科学博物館 動物研究部)、丸山宗利 (九州大学総合研究博物館)
開館時間:午前9時~午後5時(最終入場は各閉館時刻の30分前まで)
※金曜、土曜日は午後8時まで
※8月12日(日)~16日(木)、19(日)は午後6時まで
※開館時間や休館日については変更する可能性があります。
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