なぜ私たちは男装キャラに憧れるのか? 『月刊MdN』で男装キャラ特集

なぜ私たちは男装キャラに憧れるのか? 『月刊MdN』で男装キャラ特集
なぜ私たちは男装キャラに憧れるのか? 『月刊MdN』で男装キャラ特集

月刊MdN 2017年8月号(特集:男装憧憬―境界を超越するキャラクターのデザイン)

7月6日(木)発売のデザイン誌『月刊MdN』2017年8月号にて、「男装憧憬―境界を超越するキャラクターのデザイン」と題した特集が掲載される。

『少女革命ウテナ』天上ウテナや『ベルサイユのばら』オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェなど、誰もが一度は憧れた男装の少女たち。時代や背景の異なる男装キャラクターを取り上げ、なぜ「男装」に惹かれるのかを読み解いていく。

表紙ではミュージシャン・女王蜂のボーカル・アヴちゃんさんがスリーピース姿で登場。タイトル文字のデザインは、漫画『黒執事』のブックデザインなどを手がけるKINEMA Moon Graphicsの中川ユウヰチさんが制作した。価格は1,380円(税抜)。

リボンの騎士からプリキュアまで、男装キャラクターへの憧れる理由とは?

「なぜ、私たちは男装キャラクターに憧れを抱くのか?」――そんな問いから始まる特集では、芸能や文化、服飾などさまざまな側面から男装にフォーカス。 例えば、母性と少年性が結びついたキャラクターとして取り上げるのは、「プリキュア」シリーズ最新作『キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場するキャラクター・剣城あきら(キュアショコラ)。プロデューサー・神木優さんへのインタビューを通じて、ショートカットでボーイッシュなプリキュア像がどのように生まれたのかを明らかにする。 男装キャラクターの造形を読み解くトピックス「2次元世界の男装少女たち」には、サファイア(『リボンの騎士』)や藤波竜之介(『うる星やつら』)、長尾景虎(虎千代)(『雪花の虎』)、天上ウテナなど15キャラクターが登場。 また男装キャラクターを語る上で欠かせない作品として、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(通称セラミュー)に注目。脚本・演出を担当した平光琢也さんから、「セーラーウラヌス」や「セーラースリーライツ」など、“イケメン”なセーラー戦士たちや2次元キャラの舞台表現が語られる。 「男装の少女」というキャラクター像は、少女漫画とともに描き続けられてきた存在だ。特集では、1950年代の少女クラブ版『リボンの騎士』から、1970年代の『ベルサイユのばら』、2000年以降の作品に至るまで、少女漫画を研究する押山美知子さんと男装の少女キャラクターたちの歴史を辿っていく。 そのほかにも、「アニメ・マンガ 弐次元 男装記号論」として、ネクタイや白手袋など、男装キャラクターが身にまとう象徴的アイテムを紹介している。

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