ネット小説文化“SS”に特化! SNS風な執筆・閲覧サイト「アイノベ」

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ネット小説文化“SS”に特化! SNS風な執筆・閲覧サイト「アイノベ」
ネット小説文化“SS”に特化! SNS風な執筆・閲覧サイト「アイノベ」

「予告状を出す怪盗はだいたい義賊――東北ずん子小説魔法少女編:第4話」のスクリーンショット

インターネットで人気の小説形式の読み物「SS」を手軽に執筆・閲読できるSNSサイト「アイノベ」がオープンした。

「SS」とは?

「SS」は、インターネット掲示板や個人サイトなどで公開されている小説で、「ショートストーリー」あるいは「サイドストーリー」の略称とされている。

場合によってはファンによる既存作品の二次創作作品(サイドストーリー)を指してSSと呼び、作者によるオリジナル作品(ショートストーリー)を「オリジナルSS」と呼ぶこともある。

その中でも、ほぼキャラクターの会話だけでストーリーを展開させる、台本のような書き方がスタンダードになっている。

SSをより手軽に、視覚的にみせる

「予告状を出す怪盗はだいたい義賊――東北ずん子小説魔法少女編:第4話」からのスクリーンショット

「アイノベ」は、SS文化でもっともスタンダードな台本形式のSSの執筆・閲読の支援を目的としたWebサービス。

本サービスでは、テキストだけでなくSNSのようにアイコン付きでセリフを表示することができる。アイコンは、フリー利用可能なものが15種類以上用意されているほか、ユーザーが自らアップロードすることも可能。

また、画像・動画の表示にも対応しており、ストーリーの途中に挿絵や音楽を挿入することもできる。

執筆の際には、メールアドレスもしくはTwitterアカウントでのログインが必要となる。PC・スマートフォンどちらでも入力可能で、下書き保存にも対応しているため、出先でアイデアが思い浮かんだ時、通勤・通学中などのスキマ時間にも手軽に執筆できるようになっている。

現状βバーションではあるものの、シンプルなデザインでPC・スマートフォン共に読みやすさに配慮されている。閲読の際にはログインは不要で、ブログ等に作品を埋め込んで公開することもできる。

「小説家になろう」など、小説投稿プラットフォームは多数あるが、SSに特化したサービスとして「アイノベ」がどのような展開をみせるのか、期待したい。

ちなみに、運営はボーカロイド化も決定している東北応援キャラクター「東北ずん子」の生みの親であるSSS合同会社。これまでにも、Twitterでキャラクターごとのアカウントからつぶやくことによって展開する「Twitter小説」を発表してきた。

話数ごとにTogetterでタイムラインをまとめているほか、2013年10月には、それらのTwitter小説をまとめた書籍『「むちむち」じゃありません! 「もちもち」です!』を刊行している。

今後は「アイノベ」でも続きが読めるようだ。

文:たかはしさとみ
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