STAP細胞論文をめぐる問題について、哲学者の東浩紀さんが、京都大学iPS細胞研究所准教授であり、幹細胞生物学の専門家の八代嘉美さんを迎え、徹底的に議論するイベントが、急遽3月16日に、東さん自身が運営するゲンロンカフェで開催される。
そして、論文の内容とは無関係に、執筆者である理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが30歳女性であり、割烹着を着て研究をしているというプロフィールに注目し、「リケジョ」や「女子力」という言葉を用いて、マスコミが過熱した報道を展開していた。
今回のイベントでは、文系と理系の視点を交えて今回の騒動の本質に迫る議論を展開するとのことで、注目が集まる。
STAP細胞論文をめぐる問題とは?
そもそも現在問題となっているSTAP細胞論文は、科学雑誌『Nature』に掲載され、簡単につくれる万能細胞として注目を浴びていた。しかし研究データに捏造の可能性があるとの声がネットであがり、更に他の研究者からは、論文を基にしたSTAP細胞の再現ができないと研究成果に疑いが持たれている。そして、論文の内容とは無関係に、執筆者である理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが30歳女性であり、割烹着を着て研究をしているというプロフィールに注目し、「リケジョ」や「女子力」という言葉を用いて、マスコミが過熱した報道を展開していた。
本質からずれ話題になった問題を、科学社会学的見地から徹底討論!
東さんはSTAP細胞をめぐる問題について当初から、「ネット発」ででてきたコピペ疑惑、「リケジョ」という言葉で過熱報道するマスコミなど、論文について科学的な本質からずれた盛り上がりを見せていた状況に対し、社会学的な関心を寄せていたという。今回のイベントでは、文系と理系の視点を交えて今回の騒動の本質に迫る議論を展開するとのことで、注目が集まる。
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