わずか5分で、高品質の3Dデータを撮影可能!
撮影会場に入ると、そこには先ほどまでまとっていたレーシングスーツを脱ぎ捨て、あらわな姿となってポーズを決める塚本さんと、見慣れない機器を持った男性の姿があった。そう、これが
3Dスキャンの撮影会=次元撮影なのだ。高性能な3Dスキャナーと、高い技術を持った担当者がそろうことで、わずか5分程度でスキャンデータの撮影を終えることができるという。
360度さまざまな確度から撮影する間、全くブレない塚本さん
だが5分間とはいえ、歪みのないスキャンデータをつくるために、モデルは撮影が完了するまで全く身動きがとれない。それでも笑顔を絶やさず微動だにしない塚本さんからは、鍛えあげられた確かな体幹とプロ意識が感じられた。
今後、アイドルやコスプレイヤーさんとのコラボも
そんな次元撮影だが、それ自体にもイベント性があるということから、アイドルやコスプレイヤーなど固定ファンを抱えたモデルの場合、握手会などと合わせてイベント化も行っていくとのことだ。
ガジェット×美女という組み合わせを楽しめるのも、次元撮影のいいところだ
リアル女子がそのままフィギュアになってしまう、という魅力を持つこの「未来玩具デジモ」。1度3Dデータを作成すれば何度でもプリントが可能なので、在庫を抱える必要がなく、そのため小ロットでも魅力的なコンテンツを生産できるそうだ。特に、
コスプレイヤー、地下/ご当地アイドルなど、アツいファンを抱える裾野が広く息の長いシーンに注目しており、その活動のための換金手段として「でじモデル」の販売を呼びかけていきたいとのこと。
人物以外にも人気アプリ「
つみネコ」や「
秘密結社 鷹の爪」のキャラクターコンテンツを販売することも予定するなど、様々なコンテンツホルダーとのタイアップ企画にも期待がかかる。この前代未聞のメディア型3Dコンテンツ専用ECサービス、ぜひ1度お試しあれ。
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1986年、名古屋市生まれ。法政大学文学部日本文学科在籍中に、世界と遊ぶ文芸誌『界遊』を創刊。編集者/ライターとして活動を始める。2011年、メディアプロダクション・KAI-YOU,LLC. を設立。「すべてのメディアをコミュニケーション+コンテンツの場に編集・構築する」をモット−に、カルチャーや広告の領域を中心に、文芸、Web、メディア、映画、アニメ、アイドル、テクノロジーなどジャンルを横断したプロジェクトを手がける。NHK「ニッポンのジレンマ」に出演ほか、講演、イベント出演も多数。現在はフリーランスとして活動中。右投右打。
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