6月27日(月)に刊行されたカルチャー誌『ユリイカ』2016年7月号で、「ニッポンの妖怪文化」が特集される。
2015年11月に逝去した妖怪漫画のパイオニアである漫画家・水木しげるさんを軸に「水木以後の妖怪文化はいかに発展してゆくのか?」を、民俗学、歴史学、美術史から漫画・アニメ論などを用いて紐解いていく。
表紙はイラストレーターでアニメーション作家の近藤聡乃さんが担当。価格は1,300円(税抜)となっている。
『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などの妖怪漫画で知られる水木さんは、2015年11月30日、心不全のため亡くなった。
そんな水木さん亡き後の妖怪文化はどのように発展するのか、『ユリイカ』2016年7月号では妖怪の変遷をたどりながら、新たな妖怪学を開く特集となっている。
アニメ化も果たした『うしおととら』で知られる漫画家・藤田和日郎さんや、小説『ほうかご百物語』の作者である峰守ひろかずさんなど、妖怪を作品に取り入れてきた作家へのインタビュー。
米澤穂信さん、藤野可織さん、田辺青蛙さんといった小説家による創作小説や、大庭賢哉さん、西岡兄妹による創作漫画も掲載していく。
さらに、怪談を得意とする小説家・加門七海さん、『江戸の妖怪革命』などで知られる兵庫県立歴史博物館学芸員の香川雅信さん、翻訳家の池田雅之さん、国文学者の田中貴子さん、ホラー小説を中心とする文芸評論や怪談文学研究の分野で活動する文芸批評家/編集者の東雅夫さんらによるエッセイや論考も網羅。
また、「歌舞伎の妖怪 呪術・演劇・遊び」「春画・妖怪画・江戸の考証学」「ライトノベルの妖怪像」「オバQ=妖怪? ジバニャン=幽霊? サブカルチャーにおける妖怪・オバケ・幽霊」といった考察も掲載。
妖怪カルチャーを網羅する興味深い内容となっている。
2015年11月に逝去した妖怪漫画のパイオニアである漫画家・水木しげるさんを軸に「水木以後の妖怪文化はいかに発展してゆくのか?」を、民俗学、歴史学、美術史から漫画・アニメ論などを用いて紐解いていく。
表紙はイラストレーターでアニメーション作家の近藤聡乃さんが担当。価格は1,300円(税抜)となっている。
『ユリイカ』水木以後の妖怪文化はいかに発展してゆくのか?
江戸時代後期の画家・鳥山石燕さんや仏教哲学者・井上円了さん、民俗学者・柳田國男さんといった、それまでの妖怪画や妖怪学を収集 ・統合し、現代の人々が「妖怪」と聞いて想像するイメージをつくり上げた日本における妖怪の巨匠・水木しげるさん。『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などの妖怪漫画で知られる水木さんは、2015年11月30日、心不全のため亡くなった。
そんな水木さん亡き後の妖怪文化はどのように発展するのか、『ユリイカ』2016年7月号では妖怪の変遷をたどりながら、新たな妖怪学を開く特集となっている。
ユリイカ気になるぞー!ニッポンの妖怪文化。 pic.twitter.com/bdNYQP2FK1
— ヴィレッジヴァンガード下北沢 (@vvshimokita) 2016年6月27日
京極夏彦、藤田和日郎などが登場!
妖怪研究家/小説家の京極夏彦さんと文化人類学者/民俗学者の小松和彦さんによる対談「妖怪たちのいるところ-水木しげる以降の文化のゆくえ-」。アニメ化も果たした『うしおととら』で知られる漫画家・藤田和日郎さんや、小説『ほうかご百物語』の作者である峰守ひろかずさんなど、妖怪を作品に取り入れてきた作家へのインタビュー。
米澤穂信さん、藤野可織さん、田辺青蛙さんといった小説家による創作小説や、大庭賢哉さん、西岡兄妹による創作漫画も掲載していく。
さらに、怪談を得意とする小説家・加門七海さん、『江戸の妖怪革命』などで知られる兵庫県立歴史博物館学芸員の香川雅信さん、翻訳家の池田雅之さん、国文学者の田中貴子さん、ホラー小説を中心とする文芸評論や怪談文学研究の分野で活動する文芸批評家/編集者の東雅夫さんらによるエッセイや論考も網羅。
また、「歌舞伎の妖怪 呪術・演劇・遊び」「春画・妖怪画・江戸の考証学」「ライトノベルの妖怪像」「オバQ=妖怪? ジバニャン=幽霊? サブカルチャーにおける妖怪・オバケ・幽霊」といった考察も掲載。
妖怪カルチャーを網羅する興味深い内容となっている。
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書籍情報
『ユリイカ』2016年7月号
- 発売日
- 2016年6月27日(月)
- 定価
- 1,300円(税抜)
- ムック:
- 229ページ
- 出版社
- 青土社
- 言語
- 日本語
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