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「夏目漱石アンドロイド」開発中 外見や声も再現し教育現場で活用

「夏目漱石アンドロイド」開発中 外見や声も再現し教育現場で活用

夏目漱石さん

文豪・夏目漱石さんのアンドロイドの制作プロジェクトが、二松学舎大学大学院・大阪大学大学院の共同研究として進められていることが発表された。

これは、二松学舎大学の創立140周年記念事業の一環として実施中の、同大学になじみの深い夏目漱石さんに関する研究活動のひとつとして進められている企画。

「漱石アンドロイド」による講義や授業を行うといった教育現場での活用を目的としている。

明治、大正時代を代表する文豪・夏目漱石

夏目漱石さん

夏目漱石さんは、明治・大正時代の小説家。『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『こゝろ』などの数々の名作を生み出してきた、言わずと知れた国民的文豪だ。2007年まで流通していた旧1000円札の肖像でも知られている。

学生時代には、当時の漢学塾であった二松学舎(現:二松学舎大学)で論語や漢詩を学んでいたという縁もあり、二松学舎大学では夏目漱石さんにフォーカスを当てた研究活動が行われている。

その一環として進められているのが、「漱石アンドロイド」の制作プロジェクト。大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授の監修のもと、アンドロイド開発事業を手がける株式会社エーラボが委託開発を行う。

アンドロイドの声は、孫の夏目房之介さん協力のもと、音素(音の素)を解析・抽出し制作。また、夏目漱石さんの関連資料はもちろん、デスマスクや写真集も作成資料として活用される。

「漱石アンドロイド」による講義や授業を実施

「漱石アンドロイド」は、大学・高校・中学での講義用プログラムを作成・搭載することで、講義や授業での活用が想定されている。

「漱石アンドロイド」による講義や朗読を行うことで、学生や生徒の国語力向上を目指すほか、講演会での活用や他校への出張・出前講義なども検討しているという。

2016年に没後100年、そして2017年には生誕150周年を迎える夏目漱石さんが、アンドロイドとしてこの世によみがえる。技術の進歩により、「漱石アンドロイド」のように数々の文豪が教鞭を執る日も、そう遠くはないのかもしれない。

※ 画像はすべて国立国会図書館 電子展示会「近代日本人の肖像」より

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