オートバイの製造/販売を主とする企業・ヤマハ発動機株式会社が製作を行うオリジナルWebアニメ『Master of Torque』(マスター・オブ・トルク)。
現在、シーズン2までが公開され、シーズン1と合わせると企業のつくるアニメとしてはそこそこボリュームのある約45分もの大作。作品の舞台は、オリンピック開催まであと3年に迫った2017年の東京というちょっとだけ先の未来が設定されているSF作品です。
3DCG全開で、従来のアニメでは「そこまでやらないだろう…」というほど、細かなバイクの動きにこだわり抜いた作品になっています。
新しい首都高の解体・改修が急ピッチで進められる中、ヤマハ発動機が生みだした実際のバイクが登場! それぞれの事情を抱える若者たちが、やがて大きな陰謀に巻き込まれていき、その人間模様をシリアスに、熱く、時にコミカルに描いています。
今回お伝えするのは、メインキャラクターを演じた豪華声優陣と製作陣がざっくばらんに語り合った座談会の後編。特に作品に魂を吹き込む重要な役割を担った声優さんたちにクローズアップし、本作の魅力に迫ります!
今回、演じているのは、昼は普通の会社員だけど、夜はバイクで街中を走ることを愛してやまない青年・天羽 騨(あもう だん)。
謎の黒スーツをまとったライダー集団につけ回されている彼に、待ち受ける運命とは…!? アニメ『ふたりはプリキュア Splash☆Star』美翔舞役などで知られる榎本温子さん。
演じるのは、極秘プロジェクトによって開発中のパワードスーツ「マリシエル・マーキナ―」の真相を追うジャーナリスト・御影 真希奈(みかげ まきな)。
普段は元気いっぱいでツンデレな彼女にも、物語の鍵を握る大きな秘密が隠されているようです……。 続いては、アニメ『べるぜバブ』姫川竜也役などで知られる荻野晴朗さん。
大企業ヒューガ・コーポレーションの御曹司で「マリシエル・マーキナー」開発プロジェクトを取り仕切る日向 光太郎(ひゅうが こうたろう)を演じています。自由気ままにバイクを走らせる騨を敵視しており、デジタルテクノロジーを搭載したスーツに身を包んで彼を追い詰めんとします。 監督をつとめたのはCGアニメーションスタジオ・シモグミの代表である下山真吾さん。 本作のエグゼクティブプロデューサーであるヤマハ発動機の牧野浩さんも加えて、座談会後編のスタートです!
野島 騨は、僕自身あまり演じたことのないタイプのキャラクターでした。直情型で「なにッ!」って反応する素早さは、僕にはない性質です。自分に似てるのはバイクを愛してるところですね。乗ってる時の集中とか気持ち良さは通ずるものがあって演じやすかったです。
荻野 光太郎は、若いしイケメンだし、オーディションの時から僕でいいのかなって(笑)。
野島 正直、(荻野)晴朗さんがニヒルでクールなキャラクターをやってるのはじめて見たんです。ぶっちゃけ、ちょっと笑いそうになった(笑)。
荻野 ひどいでしょ! 収録中に笑いこらえてるんだもん(笑)! 榎本 私が演じた真希奈は、人が好きなんですよね。思い立ったらすぐ行動する! みたいな感じが自分に似てるかも。
下山 シーズン2では真希奈が中心となるドラマでシリアスな面も見せています。
普段は平凡なサラリーマンだけど実は正義感の強いライダーの騨、クールな光太郎、ツンデレだけど秘密を隠している真希奈。声優さんそれぞれが自分との共通点を探しつつ役に入り込んでいるんですね。それにしても、和気あいあいと楽しげな現場だったようです。
野島 製作のお二人は、実際に声が入って、イメージは変わりましたか?
牧野 生命が入るって感じですよね。実際にお会いした今も、荻野さんはニヒルでクールに、榎本さんはツンデレに見えてますからね(笑)。
下山 アニメーションをつくる時はスタッフが仮で声を入れるんですが、声優さんに入れていただくと次元を超えますね。
榎本 我々、声優陣からするとシモグミさんのCGのアフレコのお仕事は口パクを合わせなくてよくて最高なんですよ(笑)! CGで最後に「あいうえお」をつけるので、自分の間合いでお芝居ができるもんですから、ほんとにフリースタイルでやりました(笑)。楽しく充実した現場でしたね。
榎本さんのおっしゃった「口パクを合わせなくていい」というのは、できあがっている映像に対して、声優さんがある程度自由に演技し、あとからCGの方が合わせるというちょっと贅沢なつくり方となります。
先にセリフだけを録音して、あとから画をつくっていくプレスコアリングと呼ばれる手法もあるので、今回は「半プレスコ」のような収録方法と言えるでしょう。
牧野 騨は主役ですから、メインとなるMT−09に乗っているんですが、ライバルの光太郎も差がつかないように、同じMT-09に乗っています。ただし騨のマシンはワングレード高くて、国内では流通してない部品がついているバージョンになっています。真希奈の愛車は、MT-07です。少し車格は小さいんですが、女性でも乗りやすいですし、「マスター・オブ・トルク」の名にふさわしく高性能になっています。
榎本 私、けっこう小柄なんですけど、乗れました!
荻野 大きいからまたげるのか不安だったけど大丈夫(笑)。
野島 乗り味が違う! サスペンションが気持ちいい!
みなさん自分の演じるキャラの愛車を前に童心に帰っておおはしゃぎ……。免許さえあれば、ヤマハの販売店で試乗もできるらしいです。なんだか僕も免許が取りたくなってきた……!
現在、シーズン2までが公開され、シーズン1と合わせると企業のつくるアニメとしてはそこそこボリュームのある約45分もの大作。作品の舞台は、オリンピック開催まであと3年に迫った2017年の東京というちょっとだけ先の未来が設定されているSF作品です。
3DCG全開で、従来のアニメでは「そこまでやらないだろう…」というほど、細かなバイクの動きにこだわり抜いた作品になっています。
新しい首都高の解体・改修が急ピッチで進められる中、ヤマハ発動機が生みだした実際のバイクが登場! それぞれの事情を抱える若者たちが、やがて大きな陰謀に巻き込まれていき、その人間模様をシリアスに、熱く、時にコミカルに描いています。
今回お伝えするのは、メインキャラクターを演じた豪華声優陣と製作陣がざっくばらんに語り合った座談会の後編。特に作品に魂を吹き込む重要な役割を担った声優さんたちにクローズアップし、本作の魅力に迫ります!
個性豊かな声優陣をご紹介!
まずは、アニメ『イナズマイレブン』豪炎寺修也役などで知られる野島裕史さん。今回、演じているのは、昼は普通の会社員だけど、夜はバイクで街中を走ることを愛してやまない青年・天羽 騨(あもう だん)。
謎の黒スーツをまとったライダー集団につけ回されている彼に、待ち受ける運命とは…!? アニメ『ふたりはプリキュア Splash☆Star』美翔舞役などで知られる榎本温子さん。
演じるのは、極秘プロジェクトによって開発中のパワードスーツ「マリシエル・マーキナ―」の真相を追うジャーナリスト・御影 真希奈(みかげ まきな)。
普段は元気いっぱいでツンデレな彼女にも、物語の鍵を握る大きな秘密が隠されているようです……。 続いては、アニメ『べるぜバブ』姫川竜也役などで知られる荻野晴朗さん。
大企業ヒューガ・コーポレーションの御曹司で「マリシエル・マーキナー」開発プロジェクトを取り仕切る日向 光太郎(ひゅうが こうたろう)を演じています。自由気ままにバイクを走らせる騨を敵視しており、デジタルテクノロジーを搭載したスーツに身を包んで彼を追い詰めんとします。 監督をつとめたのはCGアニメーションスタジオ・シモグミの代表である下山真吾さん。 本作のエグゼクティブプロデューサーであるヤマハ発動機の牧野浩さんも加えて、座談会後編のスタートです!
マスターオブトルクの魅力を語る! #3
声優さんに聞いてみた!
普段私たちがアニメを観ている時は、あまり気にとめないかもしれませんが、声優さんって一体、自分が演じるキャラにどんな印象を持っているんでしょうか?野島 騨は、僕自身あまり演じたことのないタイプのキャラクターでした。直情型で「なにッ!」って反応する素早さは、僕にはない性質です。自分に似てるのはバイクを愛してるところですね。乗ってる時の集中とか気持ち良さは通ずるものがあって演じやすかったです。
荻野 光太郎は、若いしイケメンだし、オーディションの時から僕でいいのかなって(笑)。
野島 正直、(荻野)晴朗さんがニヒルでクールなキャラクターをやってるのはじめて見たんです。ぶっちゃけ、ちょっと笑いそうになった(笑)。
荻野 ひどいでしょ! 収録中に笑いこらえてるんだもん(笑)! 榎本 私が演じた真希奈は、人が好きなんですよね。思い立ったらすぐ行動する! みたいな感じが自分に似てるかも。
下山 シーズン2では真希奈が中心となるドラマでシリアスな面も見せています。
普段は平凡なサラリーマンだけど実は正義感の強いライダーの騨、クールな光太郎、ツンデレだけど秘密を隠している真希奈。声優さんそれぞれが自分との共通点を探しつつ役に入り込んでいるんですね。それにしても、和気あいあいと楽しげな現場だったようです。
野島 製作のお二人は、実際に声が入って、イメージは変わりましたか?
牧野 生命が入るって感じですよね。実際にお会いした今も、荻野さんはニヒルでクールに、榎本さんはツンデレに見えてますからね(笑)。
下山 アニメーションをつくる時はスタッフが仮で声を入れるんですが、声優さんに入れていただくと次元を超えますね。
榎本 我々、声優陣からするとシモグミさんのCGのアフレコのお仕事は口パクを合わせなくてよくて最高なんですよ(笑)! CGで最後に「あいうえお」をつけるので、自分の間合いでお芝居ができるもんですから、ほんとにフリースタイルでやりました(笑)。楽しく充実した現場でしたね。
榎本さんのおっしゃった「口パクを合わせなくていい」というのは、できあがっている映像に対して、声優さんがある程度自由に演技し、あとからCGの方が合わせるというちょっと贅沢なつくり方となります。
先にセリフだけを録音して、あとから画をつくっていくプレスコアリングと呼ばれる手法もあるので、今回は「半プレスコ」のような収録方法と言えるでしょう。
アニメに登場するバイクにまたがってみた!
せっかくなので、会場にあったオートバイ「MTシリーズ」に声優さんたちが実際にまたがってみます! 騨の愛車「MT-09 Street Rally」、ヒロイン・真希奈が乗るひと回り小さめの「MT-07」、光太郎が乗っている「MT-09」が実際に目の前に!牧野 騨は主役ですから、メインとなるMT−09に乗っているんですが、ライバルの光太郎も差がつかないように、同じMT-09に乗っています。ただし騨のマシンはワングレード高くて、国内では流通してない部品がついているバージョンになっています。真希奈の愛車は、MT-07です。少し車格は小さいんですが、女性でも乗りやすいですし、「マスター・オブ・トルク」の名にふさわしく高性能になっています。
榎本 私、けっこう小柄なんですけど、乗れました!
荻野 大きいからまたげるのか不安だったけど大丈夫(笑)。
野島 乗り味が違う! サスペンションが気持ちいい!
みなさん自分の演じるキャラの愛車を前に童心に帰っておおはしゃぎ……。免許さえあれば、ヤマハの販売店で試乗もできるらしいです。なんだか僕も免許が取りたくなってきた……!
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント